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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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帰省-3



高槻の方もあたしをさらっと足先から眺めた。

「変わらないな、晶は…」

「はいはい、ごめんよ」

そういうあんたは大学で羽目外し巻くってそうとチャラくなったね…

とまでは言わないけどさ…

ちょっとムッとすると高槻は何気にあたしの肩に手を置いた。

「怒るなよ、昔のまま綺麗だって褒めたんだから…」

「…──」

は?

さらっと言ってくれちゃうわけ?んなキザなことを?

だいぶ大学で遊んだな──

なんて思わせる元彼の台詞。

置かれた大きな手は肩に乗ったままだ。

こういった仕草も手慣れた感が拭えない。

置かれたその手はあたしの肩を掴むように回されてくる。

あたしはその手を然り気無く払った。


あたしは夏希ちゃんのものだから──


離れると同時にあっさり新しい彼女を作った奴のことなんかどうでもいい…

そう思い先に座敷に上がるあたしの後ろ姿を高槻は見つめていた。

同窓会を仕切る委員長の丸山に会費を渡し、掘りゴタツ式の床に腰を据えると後から来た高槻は当然のようにあたしの隣に陣どった。

多恵ちゃんは大胆に攻めの様子を見せる高槻を見てニヤニヤとした視線を向けてくる。



「相変わらず飲むな?」

「なにっ?」

あたしの飲みっプリを見ながら高槻がボヤいた。
酒豪のあたしが飲み放題で飲まなくてどうする?

そんなピッチで食べ物よりも飲み物に手を伸ばすあたしに高槻は食べ物を取り分けてくる。

いったいなんのサービス何だろうか?──

やっぱり高校生の頃とは全然違う、手慣れた感に違和感が拭えない──

高槻は取り皿にあたしの好きな物を取って目の前に置いた。

「食いながら飲めよ」

「………」

この優しさはなに?…

あたしやっぱり狙われてる?

合コン慣れした高槻に少しだけ危機感が沸いた。

四年も経てば色んなことが変わって当たり前──

何だか大人になってしまった高槻に戸惑いながらあたしは取り皿の食べ物に手を出した。

こう言う時ってありがとうを言うべきだよね?普通に……

あたしは口をもぐもぐと動かしながら考える…

噛み砕いた食べ物を飲み込むと

「……ありがとう」

そうポツリと呟いた。

「……──ぷっ」

「なんで笑う?」

「お前、順番逆っ!食う前に言えよ?」

高槻は腹を抱えて笑いコケながら言った。



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