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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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キャスティング-7



細いボーダー柄で横に広いボートネックのカットソーからは白くて華奢過ぎない若々しい鎖骨が覗いてる……


それは男の想像力を大いに掻き立てるわけで──


晶さんのエッチな生脚を目で追えば、もちろんここ数日ご無沙汰な俺は当たり前のように勃起反応を起こしていた……



「聖夜、目が変態になってるぞ」

いち早く俺の異変に気付いた真向かいの楠木さんに指摘されて俺は前を向いた。

「しかたねえじゃんっ…めちゃ好みなんだから」

「へえ、好みか…」

緩んだ赤い顔でそう返した俺を楠木さんは鼻で笑う。晶さんが俺のかわいい虎猫だってのはまだ内緒だ、下手に勘づかれるとヤバイ──。そう、ひそかに焦る俺の耳に

「なんだ、晶か……」

社長のそんな呟きが聞こえてきていた。

「しかし、いい太ももしてるな〜」

二人の会話に橘さんも覗くように割り込んでくる。


“見んなよっ!”

そう怒鳴ってやりたい。


「そう?太くない?」

女の嫉妬だろうか?
舞花が気に入らない顔でそう呟く。

「わかってないな舞花ちゃん、あれは太いとは言わない、立体的と言うんだ。ペラペラの女の脚に男が欲情するかっ」

さすが、官能を求める脚本を書くだけはある。

橘さんのごもっともな意見に心で頷いた。

「脚だけで聖夜を勃たせるたあ、相当だな晶も」

「気付いてんじゃねーよっスケベっ!」

ニヤリと笑う社長から隠すように腰を捻って足を組み直した。


くそ、ムカつくっ…


そう思いながら、少し忙しくなってきた店内を必死にきりもりする晶さんに胸が疼く。

それこそ背の高い晶さんがテーブルを拭こうものならギリギリでパンツが見えそうだ──

それを気にしながら身を捩ってテーブルを拭いて回る。

「エロ過ぎ……」

俺は小さく呟いた。

馴れないミニスカで動き回る晶さんが健気でなんだか可愛かった。

「お待たせしました。和らぎ和食セットです」

ホールの他の席を動いて回る晶さんに代わってママさんらしき人が膳を運んできていた。

人数分揃った食事に手を付けながら、晶さんからどうしても目が離せない。

回りに居る男の客全部の目線が気になってしょうがなかった。

はっきり言って、エロいことを考える男の目は正直なもんだ。

本能のままの視線は偽ることができない。

どいつもこいつもっ…


スケベ丸出しで晶さんを追っている。

そんな店内の隅でグラスが倒れる音が響いた──


聞き付けた晶さんが急いでタオルを持っていく姿を俺は横目に追った。

「……──っ」

水をテーブルにぶち撒けたオタクッぽい客の濡れたズボンを晶さんはしゃがんで甲斐甲斐しく丁寧に拭き取る。


ニヤニヤと照れた顔がキモい男だ──

わざとだアイツ──っ
明らかにわざとやった…


「見え見えの演技だな…」

見ていたらしい社長もボヤいていた──

だから言わんこっちゃないっ!

あんなヤツがいるから、やたら刺激する格好はして欲しくなかったのに──


「はは、あんな丁寧に拭いてくれるなら俺も溢してみるかな?」


橘さんが言った言葉に思わずブチキレそうだった。
オタクな客の世話を焼いたあと、晶さんは濡れた床に散らばる氷を拾っている。

そしてその姿に俺は息を飲んだ──


「………」

「どうした聖夜?パンツでも見えるか?」

「……」
パンツ…?

パンツどころじゃないって──っ…



晶さんっまたノーブラっ!?



卒倒しそうだった…


床にしゃかんだ晶さんの広いボートネックの弛んだ胸元から、あのエロいぷっくりとした乳房と乳輪がしっかり覗いている──

あのタク男が足下にしゃがんだ晶さんを見下ろしてニヤニヤしていた意味がようやく解った気がした──




なんで…


なんで…っ


なんで俺の言うこと聞いてくれないんだあの人はっ──





「もう…お仕置きだな…」


「……?」


溜め息混じりに呟いた俺の言葉にその場の皆が顔を向けていた──。



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