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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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愛の天秤-6


若いのにあまりにもテクニシャンだとやっぱり数々の女性関係を背景に思い描いてしまう……


「……っ…」

あらやだ、なんだかちょっと嫉妬が……

胸がチクりとしてしまった。

色んな女をさわった指……


地味にムカついてくる…


「ああっ…」

でも気持ちいい…

いままでどんな女(ひと)達と付き合ってきたんだろ──

みんな、こんな情熱的でかわいい夏希ちゃんを見てきたんだ…

それがなんだか悔しい…


あたしも独占欲強かったんだな……


「晶さん気持ちいい?」

伺うように顔を覗き込んで尋ねてくる夏希ちゃんがすごくかわいい。

「うん…」

「ここは?」

「ああっ」

「ここもいいんだ?」

「いっ…っ…」

腰が震えて言葉よりも喘ぎがもれる。

「晶さんのここ、さっきよりも膨らんできた…すごいいやらしい」

「うぅっ…キモチイっ…」

あたしのよがる顔を潤んだ瞳で見つめながらハスキーな声で言葉責めする。

夏希ちゃんのその顔の方がずっといやらしい…


もとい…

すごくセクシー

ホントに年下なんだろうか?…

夏希ちゃんは色んな表情をあたしに見せてくれる

こんなに表情豊か。

こんなに艶っぽくて

こんなに情熱的で男らしい……


ああ、あたし結構──

かなり…夏希ちゃんに嵌まってる?


なんで今まで知らずに居たんだろう?

こんなに惹き付ける藤沢 聖夜って俳優を──



「夏希ちゃ…」

「ん?なに…?気持ちいい?」

優しく問い掛けながら色っぽく笑う。

「夏希ちゃんのこと…すごく好き…」

「………──」

目を見開いた夏希ちゃんの綺麗な瞳が一瞬で歪んだ。

「………っ…もっと焦らしたいのにそんなこと言ったら俺が我慢できないじゃんっ…もうっ…」

夏希ちゃんは強く抱き締めてくると耳元で熱い吐息を漏らす。

「はあっ…晶さんっ…俺の方がその何万倍も好きだから…っ…──」

夏希ちゃんは苦し気に息を吐く。
逞しい上腕に抱えられたあたしの脚の間の潤んだ溝に、もう我慢できないと猛る夏希ちゃんの下半身がグッと力強くめり込んできた。


一つになった瞬間夏希ちゃんは歯を食い縛り呼吸を震わせる。


「──…っ…なんかっ…いつもより膣(なか)が気持ちいいんですけどっ…なんでっ──!?」


知らないよそんなこと言われても……。


なんかヤバイって表情で真っ赤な顔をしかめてる。


でも、ああ…あたしもヤバイ……。

夏希ちゃんのその顔見ると興奮が…

マックス・ハイテンション──


子宮が勝手に躍っちゃう…


「つあっ…きたっ…」

夏希ちゃんは急に呻き声を上げた。

「はあっヤバイから動かさないでって…」

「感じるから勝手に締まっちゃう…不可抗力ってやつです…」

「んな真顔でっ…」

夏希ちゃんは悔しそうに顔をしかめて責めくる快楽に堪えている。

「これじゃまた動けないじゃん俺っ…」

「だいじょうぶ…」

「大、丈夫じゃなっ…」

「動かなくてもきもちいいいから」

「──…」

「夏希ちゃんが膣(なか)にいるだけできもちいいいから…」

「……っ…それはすごく嬉しいけど…っ…」

夏希ちゃんはほんのりと赤い顔を緩ませて口ごもる。

「勃起したままだと男はとても辛いんですが……──」


「……──だね…ははっ」

切ない顔で見つめてくる夏希ちゃんにそうとしか言葉が返せなかった。

「動いていいよ」

「早いよ、俺…」

「いまさら?」

「──…っ…」

夏希ちゃんはガクッと首を項垂れる。

こういう時のヘタレな夏希ちゃんがかわいい。




「しょうがないよ夏希ちゃん、雄の躰はセックスでイクように作られてるんだから」

「生物学的論理?」

「うん、だからイッて当たり前」

「………」

「早いのは交尾中に邪魔されないための野生の動物的本能だから──」

「──……俺、…もしかして慰められてる?」


「うん」

「……っ…」

またまたガックリと項垂れる。

「そうか…じゃあ、今俺は野生なわけだ?…んで、灼熱のサバンナで交尾してるわけだ?」

「そうそう!それっ!」

膣(なか)の夏希ちゃんがビクンと反りを増す。
臨戦態勢の整い始めた猛りがムクムクとまた唸りだす。

「じゃあ今、せっかく仕留めた雌の虎を横から狙われながらヤってるわけだ?…」

「そうそう、そんな感じっ!」

張りがビクンと強くなる。

「…っ…なんか、めちゃイク気になってきたっ…」

「そうそうっ!それでいいっ!」

ヘタレた夏希ちゃんの瞳が野生化していく…

あ、まさしく責めの態勢に入った雄の眼だ──

眼光が目の前の雌に一身に注がれる。

逞しくしなやかな上半身。その態勢を整えると仕留めた雌の両膝を高く抱え上げ、雄の虎はゆっくりと力強い律動を腰に促した。

ゆったりと動く夏希ちゃんの腰が付きがいやらしくて色っぽい…

イクことに集中しはじめた雄の唇から漏れる熱い吐息とせめぐ呼吸。

吐き出される吐息で渇いた唇を舌嘗め擦りすると、下に従えた雌に深く口付けた。

荒々しい熱情のキス

枷を外すと途端に暴れだす野生の雄。

そんな夏希ちゃんはすごくセクシーでカッコイイ……


夏希ちゃんのイク時の表情があたしは好き──

もちろん快楽に翻弄されてる時の情けなくも切ない表情の夏希ちゃんも好き──


夏希ちゃんの全部が好き──


「はあ…あきらっ…くなっ」

夏希ちゃんは何かを囁きながら腰を揺らす。

「行くなっ…っ」

「──…」

「同窓会になんか行くなっ…」

「………」

「はあっ…っ…他の男になんか逢いに行ったら許さないっ…」

「──…あっ…っ」

夏希ちゃんは揺れるあたしの乳房に噛みついた。



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