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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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喫茶「和らぎ」-4



マネジャーの楠木さんだ…

そう思いながら見ていると早速、追加注文の為にお呼びが掛かった。

「ご注文をどうぞ」

営業スマイルで受ける。

メニューのアイスコーヒーを楠木さんは指差した。

「これとオリジナルケーキのセットお願いします」


“和らぎろーるけーきセット”を注文しながらあたしを見ると、二度見を繰り返す。

「久しぶりだね──ここで働いてたんだ?」

自宅で何度かあったことのある楠木さんはあたしにそう声を掛けてきた。

「はい、健兄から聞いてなかったですか?」

見つめてくる楠木さんの視線を気にしながらあたしは注文を確認する。

ついでにブルマンの追加を夏希ちゃんから受けて、あたしはカウンターに戻った。

「お、早速ブルマンか。惚れられたのをいいことに売り込みか?荒稼ぎしだしたな」

マスターが茶化した。

「商売、商売!」

あたしは笑いながらそれだけ答えてブルマンを煎れる。

「通ってくれるかもな…」

マスターは顎に手を充てて楠木さんと話し込む夏希ちゃんを見ながら呟いていた。


「今度の新しい店の制服、ミニスカートにでもするか?」

「いいねそれ!」

マスターの企みに高田さんが素早く反応する。

「ちょ、それだけはやめてよ!?あたし大股なんだからっ」

「売り上げ上がったらバイト代あがるぞ」

マスターは半分本気の顔を見せていう。
小指のない手で顎を撫で、ニヤニヤと金の話に持ち込む表情は元の職業病を思わせる。

ママさんと一緒になるために極道から足を洗い“落とし前”とかいう義理と共につめた小指。

堅気になっても儲けの話になると使えるものは塵でも使ってしまえ、的な考えが沸くようだ。

半分真剣に企み始めたマスター。

ミニスカートなんかで仕事したら夏希ちゃんがなんて言うかっ

常連客になるどころか部屋から出して貰えなかったりして……

“行っちゃだめっ!!”なんて背後から抱きすくめる夏希ちゃんを想像する。

拉致監禁──

「あり得る…」

「あ、なにが?」

あたしの呟きにマスターが反応していた。

「そういや店でジーンズだし晶ちゃんの生足って見たことないな?」

「まだその話!?」


ブルマンをカップに注ぎマスターが入れたアイスコーヒーとロールケーキをトレーに乗せながら、高田さんに呆れて返した。



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