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花の戯れ
【同性愛♀ 官能小説】

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前編-6


真っ直ぐに覗き込まれ、引き気味に応える私に彼女は嬉しそうな笑みを返す。

時間の有無を確認されて頷くと彼女は私の手を引き強引に部屋の奥へと連れて行く。

初めて目にした舘内。英国貴族が住むような造り。私は呆気に取られながら尚も奥へと手を牽かれる…

「私ね、エステサロンを経営してるのよ。ここも実は会員制のサロンなの」


彼女は歩きながらそう説明してくれた。

広すぎる舘を少し改築してサロンにしたという。

美容に関心の高い海外ではエステは女性の当たり前のたしなみ。

昔から盛んだった英国式のエステ。それを施しているらしい。

「ちょうど、新しいサンプルが届いたの…きっと愛美さんの肌にも合う筈よ…」

彼女はそう微笑むと、私を広いバスルームへと案内した。

「すごい…」

会員制のエステサロンってこんななの?…

あまりのゴージャスさに目を奪われる。

外国の映画でみたまんまっ…

全面大理石。中央には小さな噴水。そして壷を抱えた裸身の女神像。その壷からは小さな滝が流れ噴水へと、なみなみに水を注ぎ込む。



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