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常識が改変された世界
【その他 官能小説】

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OL:近藤優奈編-1

 オレはこの物語の主人公である坂東サトル。
サラリーマンに成り立てホヤホヤの新人社員で、都内のオフィスで営業部として働いている。どんな会社かと言うと、コピー機の製造、販売をしている会社でコンピューターに詳しい社員も多く、また、都会と言うだけあって女子社員は一流なのが揃っている。

 しかし、ある時オレは上司から「新しい営業先をとれなかった」と言うのが原因で、会社をリストラされた。

今どき、給料も中々上がらないんだから、コピー機なんて買う人滅多にいないでしょう。

 しばらくして、オレはアパートで気が付いたら自殺する計画を立てていた。
学生時代にある程度取れる資格は取得してきたし、解雇されるまで仕事もせいぜい頑張ってきた。

 30も過ぎると、さすがに転職先も見付からず、終いにはアパートの家賃も滞納してしまったため、首つり自殺を考えたのだ。

そして、実行に移そうとした時、オレの目の前に光が差し込んできた。

「アナタ・・・ニ・・・ワタシ・・・ノ・・・チカラ・・・、アタエマス」

 なんだ?
オレはついに天国か地獄かどちらかへ来てしまったのか?

 不思議な声の持ち主はオレに向かってそう言って目の前から立ち去った。
何やら不思議な事を言っていたが、『私の力、与えます』ってどういう事だ!?
オレは気になった。

 オレはその事を調べるべく、何とかしてカラダを動かそうとしたその時、再び俺の周りが光に包まれた。

「お前・・・、さっきの言葉の意味が全く分っとらんのぅ〜」
「だ・・・誰なんですか?」
「ワシか?ワシは死人の運命を見極める閻魔大王だ!!」

 再びオレに話しかけてきた人物は、閻魔大王だった。
話を聞くと、どうやら先ほど声をかけて来た人物は、オレにある力を与えてくれたらしい。

 生き返れるのはもちろんの事だが、何より凄いのは周りの常識をオレの都合の良いように何でも書き換えられる“常識変換能力”が与えられた事だ。

 オレのしゃべる言葉、行動は全てが現実のモノとなって現れる!!
世に戻った時、ヤリたくなったら街行く女をレイプしたって「周りはオレの取る行動を当たり前の事」として受け止めるから一切通報などされないと言う素晴らしい力らしい。

だが、閻魔大王は最後の別れ際に怖いことを言いやがった。

「お前の都合の良いように使うなら何も問題ないが、その力を使って決して“殺人”を犯すではない!!もし、殺人してしまった場合は、お前の存在をこの世から消してやる」

と・・・。

 その事を条件に、オレに救いの手が天から伸びてきたと言うわけだ。
簡単に言ってしまえば、殺人さえしなければオレは何でも出来るのだ。
もちろん、金が欲しくなれば強盗しても良いだろう。
殺人でなければ効果は発揮されるのだから・・・!!

こうして、この世に舞い戻ってきたオレはさっそく行動に出た。


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