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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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狙われる美しきビッチ-5

 窓から見える風景は全く見覚えのないものではなかった。むしろ生活圏内のいつも見る街並みだ。それどころか見覚えのあり過ぎる風景が目に映る。
 (これって…明豊高校へ向かってるの…?)
マナミの勤務する明豊高校への道のりを車は走っていた。マナミの予想は的中する。車は明豊高校に入り職員用の駐車場に停まった。
 (な、何なの…!?この人達は何がしたいの!?)
停まった隣には見慣れないマイクロバスが停まっている。
 「よし、降りろ。」
男達に連れられて車を降りる。そして拘束されたまま職員用のドア前に立つ。すると中から鍵が開きドアが開く。
 「どうぞ。」
鍵を開けた男には見覚えがある。
 (岡本先生…!?)
その男は同じ明豊高校の国語の教師、岡本充であった。岡本は色々な事案でしょっちゅうマナミと対立する事が多い、まさに犬猿の仲的存在だ。その岡本がサングラスをした男らと仲間だと言う事はやはり良からぬ事が起きるのは必至である。校内に入ったら終わり…、そう危機感を持ったマナミは抵抗する。
 「暴れんじゃねぇよ、このクソアマ!!」
 「んんっ…!んんっ…!」
4人の男には敵わない。マナミが校内に連れ込まれるのを見届け、岡本はドアの鍵を締めた。
 「ほら歩け。」
 「んんっ…!んんっ…!」
ガムテープで塞がれた口の中で悲鳴を上げる。散歩中に嫌がる犬を無理矢理引っ張るかのようにマナミを連行する男達。両脇を抱えられ階段を登っていく。
 3階に着くと自分の持ちクラスである3年2組の教室の電気がついている事に気付く。そして教室の扉の前に立たされると口を塞がれていたガムテープを剥がされた。
 「ククク、お待ちかねだぜ?メインディッシュを。」
 「メインディッシュ…?」
意味が分からずサングラスの男を見つめているといきなり扉が開き背中を押された。
 「きゃっ…!」
勢いあまり教壇の上に倒れてしまった。
 「痛っ…」
膝を抑えるマナミ。ふと我に返ると複数の人の気配を感じた。顔を上げたマナミが目にしたのは覆面を被った男達の姿であった。
 「えっ…??」
千城県に住んでいて覆面レイパーの事を知らない者はいない。しかしまさか自分がその餌食になろうとなど考えてもいなかったマナミは頭の中で全く整理ができずにいた。
 「おおっ!!」
実物の極嬢さに興奮が隠せない男達。身を乗り出してマナミに視線を向けた。 
 「さぁようやく来たぜ?今夜のメインディッシュ、橋下マナミ先生が!」
ドラゴンがそう言い放つと男達は更に沸き立った。


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