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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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フレア代表下條高志-5

 話している限り、この下條と言う男に犯罪の匂いは感じられなかったし、嘘や偽りの言葉を口にしているとは思えなかった。だが一応この目で確かめなければならない。若菜は施設を案内してもらう事にした。
 「代表、ちょっと施設を見せて貰ってもいいですか?」
 「構いませんよ?」
急な訪問に加えて急な視察にも下條は素直に対応する。疾しい事のない自信の表れだろう。下條は若菜を連れて応接室を出る。  
 二階に上がると道場があった。ヨガだ。アレフはヨガを通して入信にこぎ着けると聞いていた通りの光景であった。
 「初めはヨガで誘い信頼関係を築き上げた後にアレフの名前を出して入信に誘うのは事実みたいね?」
そう言った若菜に下條はきっぱりと否定した。
 「まともな活動をしてる信者はそんな事はしませんし、私は勧誘を禁じています。あくまで来るものは拒まずで、自らアレフの門を叩いて来た人達だけ入信を受け付けています。」
 「えっ?そうなの?」
 「ええ。少なくとも私についてきてくれている信者は、ね。」
今ありげな言葉の裏にはそうでない者もいると言う事だ。
 「ではヨガと偽り勧誘を行ったり、強引な勧誘を行っているのはsaga…、サーガって事?」
 「彼だけではありませんが、彼もその一人です。入信した者から金品を巻き上げてると言う噂もあります。あとは…、あなたが嫌いなレイプによって女性信者を増やしていると言う噂もあります。」
その言葉に若菜の表情が一瞬にして険しくなる。
 「私も噂で聞いただけですが、千城県へレイプツアーなる企画を立てて悪質な事をしているって。」
 「それは私も聞いた事があります。女性にコンプレックスを持った男性をレイプによって快楽を与え信者を増やし、レイプした女性に後から何食わぬ顔をして近づき、傷付いた隙をついて信者にしてるとか、そういう噂は聞いてます。」
 「そうなんだ。煙のないところに火は立たないですものね。」
 「しかしさっきも言った通り、サーガは非常に狡賢い。レイプされた女性が信者になり、やがて自分のいる宗教団体が自分をレイプした事を知ったとしても女性に訴えられない手段をとっている。」
 「辱め写真や動画とクスリ漬け…か。」
 「さすが。鋭い。あくまで噂や憶測ですが、サーガは色んな意味で厄介な人間です。あなたも用心するに越したことはありません。」
 「ご忠告、ありがとう。私に慢心はないわ?」
 「でしょうね。」
下條はだいぶ若菜の事を認めているような様子であった。


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