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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ノウム原理教教祖、深野浄京-3

 「ねぇ、あなたって座禅を組んだまま宙に浮く事が出来るんでしょ?」
 「ああ、いかにも。」
 「見てみたいわぁ。」
そんな芸当が出来る訳がない。以前に週刊誌でその写真を見て胡散臭いと思ったものだ。本当にそんな事が出来ると信じ、彼を崇拝する人間がいるのが信じられなかった。若菜は深野がどう出るか様子を見た。
 「いいだろう。」
深野浄京は立ち上がり床に座禅を組む。
 (ペテン師が♪気が足りないとか何とか言って誤魔化すくせに♪)
若菜は高みの見物をする。座禅をした深野浄京は何やらブツブツと呪文のような言葉を発していた。
 (あんな真剣になっちゃって!早くゴメンナサイしなさいよっ♪)
化けの皮を剥いでやると言わんばかりの目でその様子を見ていた。ブツブツと何やら口にしている声に徐々に力を入れ気を注入しているような深野。すると何と伸び放題の髪が逆立ったのだ。
 「えっ…?」
目を丸くする若菜。高城も同じ目をしてた。深野浄京の体が震えてきた。なんとその体の振動が壁をもミシミシと音を立て始めた。
 「ゥヌゥゥッ…!ハァッ!」
深野は気合マックスでそう叫んだ。
 「いっ!?」
若菜の顔が恐怖に引き攣る。何故なら何と深野浄京の体が宙に浮いたからであった。
 「キャーキャー!な、なにアレ!?浮いてない!?超浮いてない!?えっ?えっ?」
思わず高城にしがみつく若菜。疑いようがない。深野浄京の体が浮いている。その体はどんどん上昇し、頭が天井にまで届いてしまう。
 「マジ!?マジ!?何で浮いてんの!?ヒーッ!!あり得ない!あり得ない!全然あり得ないっっ!!」
目の前の超常現象に腰が抜けそうな程驚いていた。所員の看守も口をポカンとして宙に浮く深野浄京に釘付けであった。高城も同じだ。人が宙に浮くなど信じられなかった。
 「あわわ…!ヤバイよ、アイツぅぅ!」
 「ヤ、ヤバイな、確かに…」
看守、高城、そして若菜の3人は口をポカンと開けて宙に浮く深野浄京に目を奪われていた。そんな3人など眼中にないかのように自分の世界に入っている深野浄京。3人が見守る中、ゆっくりと降下を始め着地した。
 「フゥゥ…」
息を吐き体を整える深野。瞑想解き、ゆっくりと目を開ける。
 「ヒィィッ!」
深野と目が合った瞬間、若菜は怖すぎて少しチビってしまった。
 「私はペテン師なんかではない。神の遺伝子を受け継ぐ者だ。」
とんでもない物を見せられた若菜は胡散臭いと感じていた中年が本当に神の遺伝子を継ぐ者に見えてきてしまったのであった。


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