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わたしを見つめて
【熟女/人妻 官能小説】

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1)-6

 レースのブラジャーが露になる。
「やめ、て」
それには答えず、スカートのファスナーを下ろしスカートも脱がせた。ストッキングを脱がせると頭の上で両手を縛った。
佐枝子はブラジャーとパンティーだけの姿にされ、床に寝かされていた。刑事の手が股に伸び、佐枝子の秘部をさすり出した。ゆっくりと、指が上下する。
「う……」
肉芽のところで指先をグリグリと回す。
「あ、あ……いや」
「いや?旦那もこうするんでしょう?」
キスをしながら指で攻め続ける。抵抗しようにも、手足に鉛が詰まったように重くて動かせない。
「ああ、たまらないな」
指をゆっくりと滑らせる。へそから胃の辺り、更に上へ移動してブラジャーの上から乳首の回りを円を描いてなぞる。
「嫌がってるわりに体は反応してますよ。佐枝子さんの乳首は何色だろうな。楽しみですよ」
「お、お願い。やめて、主人が……帰って……」
「そう。私はそれを待ってるんですよ」


 カチャン、と音がした。
鍵を開ける音だ。
「佐枝子?」
夫の声がする。あなた、助けて。私はここに……。
佐枝子は刑事のネクタイで両足首を縛られ、粘着テープで口を塞がれていた。
「佐枝子?どうした、電気も付けずに」
部屋に電気が点く。下着姿で倒れている佐枝子見て駆け寄った。
「佐枝子!どうしたんだ」
「ううう!」
え?と振り向こうとした瞬間、ドアの後ろに隠れていた刑事が夫の後頭部めがけて花瓶を振り下ろした。ゴツっと嫌な音がして、夫は頭を抱えたまま膝をつき、倒れた。
「遅かったですね。だめですよ、こんなきれいな奥さんを待たせちゃ」
夫はズキズキと痛む頭を抱え、声の主を見上げた。天井の照明が逆光になり顔が見えない。
「だれ、だ。おまえは」
「そうか。私はあんたにとってその程度の人間なんだな。もっとも、あまり接点もなかったけどね」
刑事は夫のそばにしゃがみこむと、ワイシャツの袖のボタンをはずし上着ごとたくし上げて肘までむき出しにした。
ポケットから細長いケースを出すと冷たく光る注射器が現れた。
夫も佐枝子も同時に目を見開いた。
「や、やめろ。それはなんだ?」
逃げようとする夫の首を上から押さえつけた刑事は針を覆うキャップを片手ではずし、腕に刺した。
「うううっ!!」
佐枝子は全身を使ってもがき、なんとか拘束を解こうとしたがそれは徒労に終わった。
「奥さんは酔いが覚めちゃったみたいですね。もう少し飲みましょうか」




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