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可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

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狂乱の夜-5



父が五所川原に食いついてから3度目のプレイをしていた日だった。
ホテルの一室で、わたしはいつものように五所川原のオモチャにされていた。
何をされても逆らうなと、父から言われていたわたしのお尻の穴には大きなバイブ。
後ろに回した両手には手錠をはめられて、胸には幾重もの縄が巻かれていた。
お尻は鞭で打たれて真っ赤になっていた。
ヒリヒリと痛むお尻を強く握られながら、わたしは五所川原のお腹の上で喘いでいた。
お爺ちゃんだから、簡単に大きくはならなかった。
大きくならないくせに、五所川原は自分の身体でわたしを虐めたがった。
五所川原の腰に巻かれていたのはペニスバンド。
大きなディルドで下から串刺しにされ、お尻の穴にバイブまで入れられて、わたしは五所川原のお腹の上で悶絶していた。
子供にあんな非道いことがよくできる。
でも、それが彼らの愉悦。
興奮しきって、わたしを突き上げることをいつまでもやめようとしない五所川原の心臓が、いつ止まってしまうのではないかと、そればかりが気がかりでならなかった。
どんなに非道いことをされたって、慣れていたから苦じゃなかった。
身体は未熟なままだったけれど、セックスはベテランになっていたし、変態的な行為にも慣れていた。
父の愛し方に比べれば、あんなお爺ちゃんがしてくることなんて子供のお遊戯みたいなもの。
だから、全然平気だった。
精一杯、身悶えながら泣いてあげた。
甘い声で、許してくださいと、壊れたテープレコーダーのように何度も繰り返してあげた。
皮膚が乾燥しきった染みだらけの老人は、終始、喜悦に歪んだ笑みを消すことはなかった。
そこは誰にも邪魔されない彼だけの城だった。
ホテルのオーナーから提供されていたプライベートルーム。
そこで五所川原は、父が差し出す子供を気の済むまで嬲り、犯すだけでよかった。
もっと極端なことを言えば、子供を殺してしまうことだってできた。
彼には、それだけの権利が父から与えられていた。
利権絡みの情報と引き替えに与えた権利だった。
もちろん警戒心の強かった五所川原は簡単に情報を漏らさなかった。
だから、わたしが送り込まれた。
彼の性癖を満足させて、なおかつ彼の口走る情報を生きて持って帰ることのできる子供。
そんなことができるのは、わたししかいない。
不思議と身体は幼いままだった。
背も低いままだったし、胸は膨らんでいたけれど、標準的なサイズからいえばずっと小さな方だった。
おかげで娼婦らしく派手なメイクをしてしまえば、年齢なんか簡単に誤魔化せた。
きっと五所川原は、最後までわたしを子供だと信じていのに違いない。
もう16歳になっていた。
でも、わたしはいつまでも子供の姿のままで、そして、いつまでも父の傀儡のままだった。
その日もトリヤマが、トランクに詰めたわたしを部屋まで運んでくれた。
でも、帰りは違う男がわたしを運ぶことになっていた。
本間会と繋がりのあった五所川原は、阿宗会の一員であった父たちとの接触を嫌い、わたしの受け渡しを第3の男にやらせることにした。
五所川原の地盤を引き継ぐかもしれない期待の新人、彼の子飼いの部下。
五所川原には、その新人に足枷をはめる目的もあったのだと思う。
主人の蛮行を知って、なおも口を噤むようならば、これからも信用できる。
でも、そうでないのなら、期待の新人くんは、父たちの手によってすぐにでもこの世から消されていたかもしれない。
ドアがノックされて、期待の新人が現れた。
そこに現れた男の顔を見て驚いた。
銀縁メガネの奥に輝いていた涼しげな瞳。
シホお姉ちゃんと同じ目をした男は、五所川原のお腹の上で無様に悶えるわたしの姿をその瞳に映して、真っ先になにを考えたのだろう。
重丸は、目を見開いて声を失っていた。
予想もしていなかったことだから、わたしだって悲鳴を上げることさえ忘れていた。
結果的には、それが良かった。
顔を背けて俯いてしまったわたしを、五所川原は恥ずかしがっているものと勘違いした。
わたしと重丸が知り合いだなんて気付きもしなかった。
驚いていたのは重丸も同じだったけれど、すぐに平静を装い、表情に出さなかったのはさすがだと思う。
五所川原は、やめるなと、わたしにいった。
拒むことはできなかった。
でも、もう声を出すことはできなかった。
震えるわたしが五所川原には面白くてならなかった。
いつになく乱暴に突き上げて、愉快げに声を出して笑っていた。
重丸は、ひと言も声を出さずに、ただ、じっと見守っていた。
彼は、彼の後ろ盾とする醜悪な老人の蛮行が終わるのを、ひたすら声を殺して待ち続けた。
無表情な重丸の態度が、五所川原にはつまらなくなったようだった。
ようやく飽きてくれて、わたしは解放された。
手錠が外され、重丸の見ている前でアナルからバイブを抜いた。
その太さと大きさは、彼の目にどのように映っていただろう。
胸に巻かれた縄を外すのに苦労していると、重丸が手伝ってくれた。
わたしの背中で黙々と縄を外す重丸の姿を五所川原は満足げに眺めていた。
子飼いの部下は、完全な忠犬となった。
五所川原の為に汚れ仕事もこなす忠実な犬であることを証明した。
重丸は、五所川原のテストに合格したのだ。
重丸の見つめる目の前で着替えた。
床に落ちている縄やバイブを拾って、それをトランクの中に仕舞い込んだ。
来たときと同じようにその中に隠れると、ふたを閉めてくれたのは重丸だった。
彼は一切、わたしに話しかけなかった。
目を合わせようともしなかった。
ただ一度だけ、トランクのふたを閉めるときに見上げていたわたしと目が合った。
その時の彼は、怒っているような悲しんでいるような不思議な目をしていた。
重丸にトランクを引かれて、わたしは部屋を出た。



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