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可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

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狂乱の夜-1

第31話 〜〜「狂乱の夜」〜〜



「バカヤロー!!てめえらっ!何考えてやがるんだっ!」

いきなり夜空の下に響きわたった怒号。

「だから、途中で捨てろって、いったじゃねえか……」

目的地すぐ傍にあるバチンコ屋の駐車場だった。

「オメエだって、もったいねえって、いってたろう……」

時間は、ちょうど深夜になる頃で、辺りに車の影は一台もない……。




「なんなんだ、そりゃ?……。」

トリヤマが、ハマーH3の後部ドアを開けた途端に鼻を突いた生臭い匂い。
愁傷に顔を俯かせるタンとハツの膝の上で、丸い尻を剥き出しにして横たわっていた小さな女の子。
髪までべっとりと精液で濡らし、白に汚れきった小柄な身体は、死んだように動かない。
うつ伏せにされたまま、かすかに上下していた薄い背中。

「どっから拾ってきやがった!」

車を停めてからも、なかなか降りてこないのを訝しんで、ドアを開けてみればこの様だ。

「えっと……1回目のパーキングで停まったときに、チョロチョロっと……」

タンが頭を掻きながら答えた。

「1回目だとぉ……」

1回目と言えば、およそ5時間前になる。
トリヤマの顔がすぐに引きつった。

「こ、この……バカヤローっ!!!」

なんてこった……。
5時間も前に拐かしたのなら、おそらく高速道路上に設置されたNシステムは、すでに捜索を開始している。
もしかしたら車両の特定もされて緊急配備もかけられているかもしれねえ。
とにかく帰りは高速を使えなくなった。
使えないだけならまだしも、高速を下りたインターまで特定されていたら、騒ぎを起こす時間も限られてくる。
アホだとは思っていたが、ここまでアホとは思わなかった。
いったい、オジキになんていえばいいんだ……。

「どうしたトリ……でけえ声を出して……」

言い訳を考える暇もなく、背中に立っていた。

「いや……それが……」

口ごもるトリヤマの肩を押しのけて、和磨がハマーの後部座席に顔を突っ込んでいく。

「おお、だいぶ派手にやってるじゃねえか……。」

声に怒りはなかった。

「ヘヘ……いや……その……」

「お楽しみのところ悪いが、ちょっと降りてこいよ……」

タンとハツが顔を見合わせる。
ふたりは、いわれた通り車を降りて、和磨の前に立った。

「事務所を出るとき、トリはなんて言った?」

しょうがねえなといった顔をしながら、和磨は俯きかげんに笑っている。

「え……と」

答える前に、鋭い蹴りがタンの腹にめり込んだ。

「おごぅっ!!」

「お前ら、耳はねえのか?……」

今度は、千切れるほどにハツの耳が捻りあげられる。

「すっ、すんませんっ!!オヤジさん!!」

容赦のない蹴りはハツの腹にもめり込み、二人が悶絶して倒れると、とばっちりは箕田にも向かった。


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