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可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

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嵐の前-5



マナミは、いつものユニフォームに身を包んで、男を出迎えた。

身を包むといっても肌を隠すほどの布幅はなく、ほとんど全裸に近い姿である。

身につけているのは、粗い網目のノンガーターストッキングと、尻や性器をまるで隠してくれない超マイクロミニスカート。

それが彼女の客としてやってくる男たちを出迎える姿。

今も、マナミは膨らみだした乳や、性毛の生えだした股間を隠すこともできず、男の前に膝をついている。

目の前のベッドには男が座っている。

赤いランプの影になって、男の顔は見えない。

だが、マナミは、その男を知りすぎるほどに知っている。

仲間の男たちから、「ミノ」と呼ばれている男。

まだ、セックスという言葉すら知らなかった頃に、マナミを女にした。

マナミの管理者。

言わばマナミを支配する者。

「手を出せ……。」

低い声が、頭上から掛けられた。

マナミは、どうすべきか、迷った……。


マナミの家は、裕福ではない。
幼い弟や妹たちは、いつも脅えた目をしながら、腹を空かせて泣いていた。
養う金もないくせに、なぜか毎年のように子供の数だけは増えていき、マナミが売られた頃には、マナミを頭に、下には7人の弟妹がいた。

ある晩、男たちが家に現れた。
いつもは、酒を飲んで、自分の子供たちに怒鳴り散らすだけの父親が、なぜか、その日だけは、猫を被ったように大人しかった。
父は、男のひとりから薄い封筒を受け取り、酒に灼けた赤い顔で、マナミに出かける支度をするように言いつけた。
母は、どこかに行って、姿を見せなかった。
わけもわからぬままに、男たちに連れられて家を出た。
口減らしのためと借金の形に売られたと知ったのは、途中から、この男に預けられ、見知らぬマンションに連れ込まれてからである。
部屋に入るなり、抑揚のない声で、ミノと呼ばれていた男は、裸になれとマナミに言った。

「もう、あの家に帰ることはない……。お前は、これから体を売ってアイツらの借金を返すんだ。」

何を言っているのか、わからなかった。
戸惑っていたら、いきなり頬を叩かれた。
無造作に服を引き裂かれ、大声で泣き叫ぶと、マナミの頬に冷たいナイフが当てられた。
男は、いつの間にか右手にナイフを握っていて、その刃先をマナミに見せつけた。
ギラリと銀色の鈍い光を放つナイフは、叫び声すら殺してしまうほどの恐ろしさがあった。
マナミが恐怖に身体を竦ませていると、肌を舐めるようにナイフが滑り、瞬く間に服が切り裂かれた。
胸は膨らみかけていたが、男の欲望など、まだ知りもしなかった。
あっという間に裸にされ、床の上に転がされて、脅えた眼差しを男に向けるしかできないでいると、男は、自分も裸になって、マナミの股の間に身体を入れ、そして、細い足を肩に担ぎ上げた。
まるで淡々とした作業でもこなすかのように、無毛の性器に膨れあがった肉塊をあてがい、そして、無造作に押し込んだ。
激しい痛みに、泣きわめいたが、男は顔色ひとつも変えはしなかった。
当たり前のように白濁の汚辱をマナミの中に撒き散らし、終わると、股間を血まみれにしながら、泣きむせぶマナミに、ミノと呼ばれる男が言った。

「自由になりたいか?……。」

男はタバコに火をつけた。
紫煙を薫らせながら、暗い瞳でマナミを見つめていた。
問われて、泣きじゃくりながら、マナミは素直に頷いた。

「では、手を出せ……。」

言われたとおり、恐る恐る手を差し出すと、凄い力で手首を掴まれた。
くわえていたタバコが持ち替えられ、火種の付いた先がマナミの可愛い手のひらに押しつけられた。
鋭い痛みに、マナミは悶絶して叫んだが、手首を掴んだ男の腕は、万力で締めたようにビクとも動かなかった。
耐えられぬ痛みと恐怖に気を失い、次に目覚めたときには、タバコを押しつけられた手のひらには、手厚く包帯が巻かれてあった。

「何も欲しがるな……。欲しがれば、お前は死ぬ……。」

いまだにその意味は、わからない。
だが、それからと言うもの、マナミは、何も欲しがらなくなった。
手を差し出すのも、自然と、躊躇うようになった……。


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