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可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

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見えない正体-28


Present day



「タカぁ……お待たせぇ……あれ?」

ベッドの中は、空。

「タカぁ、どこに行ったのぉ?」

部屋の中を見回しても、どこにもいない。

「タカァ!」

しーん。

返事は、返ってこない。

コトリは、バスタオルを身体に巻いただけ。

今日は、念入りに髪も洗って、頭にもタオルを巻いている。

結構気合い入れたつもりが、空回り。

「どこ行ったの、タカぁ……。」

泣きそうな顔。

ベッドの上で、寂しそうに待っていた。

やがて聞こえてきた、階段を駆け上がる音。

ものすごい勢いで階段を上がってくる。

聞き覚えのある足音。

キッチンの小窓を一瞬で横切る影。

ガチャガチャと、忙しなく玄関の鍵を開けようとする。

ガバッっと、ドアが大きく開かれると、そこには、泣きたいくらい待っていた顔。

「タカぁ!!!!」

コトリは、タカに向かって一目散。

バスタオルずれまくり。

素っ裸。

そのままタカに向かってダイビング。

「おっと!」

受け止める太い腕。

「どこ行ってたの!!」

ふくれっ面。

「あ、ああ……これ、買いに行ってた。」

手には白いビニール袋。

印字された文字は、近くにあるドラッグストアの名前。

「なにそれ?」

「へへ……ローション。」

「ローション?」

「そっ、ヌルヌルするヤツ。」

「なんで、そんなものを?」

「ん?だって、少しでも痛くないようにしてあげようと思ってさ。」

にやっと笑うと、口元からこぼれた白い歯。

「タカぁ……。」

やさしい気遣いにコトリは、うっとり。

もう、どうにでもして状態。

しがみついて唇を押しつける。

「ん?」

でも、すごく汗臭い。

全身、汗びっしょり。

相当、猛ダッシュしたらしい。

あのお店、意外と遠いもんね。

タカは、やる気満々。

そのまま、ベッドに連れてかれそうになった。

不意にタカの顔に押しつけられた小さな手のひら。

「タカ。」

「ん?」

「シャワー浴びといで」

はい……。




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