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幼肉の宴
【ロリ 官能小説】

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閑話-1

16

〜〜 眠れない夜 〜〜 



浅い眠りに何度も目が覚めた。
目覚めるたびに股間の激しい疼きに、どうしようもない劣情を覚えてならない。

激しい肉欲は著しく精神をむしばみ、心を劣化させる。
きっと、昨日までのタケルならば、ベッドのなかで歯ぎしりしながら、ミナを恨み、母を恨み、そして、何もできない自分を恨んで、永遠に終わりそうにない股間の疼きと闘っていたことだろう。


今夜は、違う。

腕のなかに、愛らしい顔がある。


なにをしてもかまわないタケルだけの人形は、すややかな寝息を立てて眠っている。
無防備にさらすその寝顔は、あきれるほどに可愛らしい。

やっと手に入れた。

なにも考えることはない。
苦しみから逃れたいならば、この人形にタケルの思いの丈をぶつければ、それでいい。

射精など必要なかった。
この人形を抱きしめているだけで、タケルの邪な情欲は昇華される。

本当に痛みが薄らぐのだった。
ミナのやわらかい肌を感じていると、次第に気持が穏やかになり、股間の疼きが身体の奥から消えていくのがわかる。

まるで薬のようだった。

ただし……その効果は短い。


タケルは、夜中に何度目覚めたことか、わからない。
たまらなかったのは、ミナだ。

眠りについたかと思えば、すぐに襲われる。
タケルは野獣のようになって、ミナの口を吸い、薄い胸を噛んで、アソコを舐める。

まるで嵐が襲ってきたかのような荒々しさで、ミナのすべてを喰い尽くそうとする。

泣いて赦しを求めていたのは最初のほうだけだ。
何度も同じ事を繰り返されて、途中からはバカらしくなった。

膨らみきったペニスを握ってさすってやると、タケルはおとなしくなった。
ミナを抱きしめたまま、目を閉じて眠りのなかへと墜ちていく。

まるで猛獣使いになったような気がした。


安堵したかのように穏やかな顔で眠るタケルは可愛らしかった。
寝顔を見つめながら、もうすぐこの兄ものにされるのだと思うと、ミナは不思議な気持になった。

手の中に握る大きなものを、そのうちミナのなかに入れられる。
それは、とても怖いことだけれど、相手がタケルならば仕方がないような気がした。

タケルがそうしたいならば、望み通りにしてあげなければならないと思えた。
きっと痛いだろうし、いっぱい泣くことにもなるのかもしれないけれど、それで、タケルが喜ぶのなら、ミナは痛いのを我慢して、たくさん泣いてあげようと思った。

前までは怖いことや痛いことをされるのは大嫌いだった。

今だって嫌いな気持に変わりはない。
でも、タケルが怖いことをして、痛いことをしたがるなら、我慢するしかないと思える。

ミナは、いっぱい泣いて、タケルに甘えられれば、それでいい。

ミナは、手を伸ばした。
ずっとミナを守ってきてくれた顔が、すぐそこにある。

頬に触れた。

昔は、意地悪なんてされたことはなかったのに、今は虐めてばかりいる。
ちょっとだけ、憎らしくなった。

でも、恨めない……。

ミナは、厚い胸の中に顔を埋めていった。
耳をつけると、タケルの心臓の音が聞こえる。

すごく大きな音で、ドクン、ドクンとなっている。
たくましい鼓動だった。

そういえば、おチンチンも同じように、ドクン、ドクンと脈打っていたのを思い出した。
でも、こっちのほうは、たくましいというよりも、すごく怖い。

同じ、ドクン、ドクンなのにまったく印象が違う。
少しだけ、おかしくなって、笑った。

ミナはタケルの胸に耳を当てながら、手のひらにおチンチンを握った。
目を閉じた。
耳に聞こえる鼓動と、手のひら伝わる脈動を比べた。

同じだ。

同じ速さで、ドクン、ドクンとなっている。

とても不思議な気がした。
そして、意外なことに気がついた。

タケルの鼓動をミナのなかで感じることができるようになる。
いずれ、おチンチンはミナの中に入る。

そうなれば、ミナはタケルの心臓の音を身体のなかで感じることができるようになるのだ。
なんだか、嬉しくなった。

急に、手のなかにあるものが愛しくなった。
タケルが、ミナのなかに入ってくる。

それは、部分的なものではなくて、タケルの命が入ってくるのだ。

両手に握った。
大事そうになでさすった。

頬はタケルの胸に当てている。
タケルの命の音が聞こえる。

甘えるように何度も頬ずりを繰り返した。
タケルがここにいることが、嬉しくてならなかった。

そのうち、タケルの腕がミナの頭を抱きしめてきた。
また、目が覚めたらしい。

脇の下に手を入れられた。
身体を持ち上げられた。

タケルは、ミナに顔を跨がせようとしている。
アソコを舐めたがっているのだ。

男のひとの顔の上に跨るなんて、恥ずかしすぎる。
でも、ミナは脚を開いた。

タケルが欲しがるなら、我慢できる。
脇の下に手を入れられたままだった。
その手が、ゆっくりと下ろされる。

「あっ!……」

アソコに、ヌルリとしたものが当てられる。
固く尖らせた舌の先が、アソコの中に深く入ってくる。

ミナは、さらに腰を落とした。

「ああっ!……うっ!……」

タケルがそこを欲しがっている。
ミナをたくさん欲しがっている。

もっと喜ばせてあげたくて、ミナは、腰をさらに落とすと、タケルの顔の上にお尻を乗せていった……。


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