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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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R4コーポレーション-4

 嫌な予感がする喜多はエリサに釘を刺す。
 「いいかエリサ、下手に乗り込もうとするなよ?若菜に電話して待機するんだ。分かったか?」
 「うん。私もちょっとフレアは怖いから…。」
 「だろ?俺らは警察じゃない。捜査は警察に任せるんだ。」
エリサは喜多の言葉に従い若菜に電話をした。
 「フレアの北関東事務所ですって?初耳だわ…。しかも高田不動産の跡地に。」
若菜にも何か予感する物がある。
 「フレアがそんな事務所を構えたならすぐ私達の耳に届くはずだわ?いつの間に…」
 「近隣の住人に聞き込みして来ます。」
 「ええ、頼むわ?1人で大丈夫?」
 「今から和典が来る事になってますので。」
 「そう。十分に気をつけてね?」
 「はい。」
電話を切ったエリサは情報を集めるべくまずは周りの施設の人間に話を聞く事にした。
 コンビニに入り買い物ついでに店員にさりげなく聞いた。
 「あのビルって宗教団体のビルなんですか?」
店員は驚いたような顔をする。
 「あのビルはヨガ教室やってる人のビルじゃないんですか?」
 「ヨガ…?」
 「ええ。会員制のヨガ教室をしてるトコてしょ?」
 「そうなんですか。ありがとう。」
エリサはコンビニを出る。次に本屋に入って聞いてみたが、答えは同じであった。何軒か当たったが答えは全て同じであった。
 「そう言えば最近ヨガ教室の看板が外されたわねぇ…。」
そのような証言も得られた。近隣の人々はあのビルがフレアの北関東事務所だと言う事を誰も知らないようだ。
 (おかしい…。普通近隣に宗教の事務所が入るって言ったら大騒ぎするわよね…。絶対に立ち退きを要求するデモ起こすはず…。でも気付いていない。て事は長い間実際にヨガ教室として運営していたって事かしら?近隣の人らからはそう認識されているのを見ると。あのフレア北関東事務所の看板は人知れずに最近かけられた物なのかもしれないわね。)
ヨガ教室から宗教に連れ込む手段は良く聞く話だ。そしてある程度会員が集まった段階でその実態を現したのかも知れない。フレア北関東事務所がこんな所に出来たと知れば大きな騒ぎになるのは必至だ。早かれ遅かれ騒動が起きるのは時間の問題に思われた。
 (でもわざわざフレアの存在を明るみに出す意味は何…?)
騒動になるのを知りながら実態を明かす意味がエリサには分からなかった。



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