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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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R4コーポレーション-2

 「高田が死んで、俺は逮捕された。元々徳山と中西はただ今までの流れでR4コーポレーションの仕事をしていただけだったから先が見えないR4コーポレーションから去って行ったよ。ただ徹は違った。元々高田の手伝いだと言って麻薬や覚醒剤を密かに売っていたからそれらを売る事に慣れていたし、1人でR4コーポレーションを継いだんだよ。あいつの凄い所は最悪な環境の中、勉強はしっかりやっていた所だ。一流大学に入り経済学も学んだようだ。刑務所に入っていた俺を牢屋の中から出す事に成功して、久々に会った徹は表向きは立派な人間になっていた。元々徹は器用なタイプではなかったが、麻薬や覚醒剤を売り莫大な富を得ていた。結局俺は徹に見捨てられた訳だがな…。俺が見た感じ、徹が誰かとR4コーポレーションの仕事をしていた形跡はない。やはりあいつが1人でやっていたんだと思う。徹が死んだ後に誰かがR4コーポレーションを引き継いだとはやはり考えられない。」
田口徹の名前を聞く度に殺気を出していた若菜だが、必死で感情をコントロールしているようにも見えた。
 「あの事件の後、R4コーポレーションが消滅したかどうか確認しなかったのは警察のミスね。もし今回のR4コーポレーションがそのR4コーポレーションと同じだとしたら、今まで存続してきたって事は納税もしっかりしていたと言う事。となるとやはり田口徹が死んだ後、R4コーポレーションを存続させた誰かがいるって事になるわよね。」
 「俺が出所した時におまえが抱いていた疑いは当たってたって事になるな。」
 「ええ。」
若菜は喜多が出所した時に田口徹には誰か協力者がいなかったかと聞いた。
 「いたのか…、徹に協力者が…。」
 「多分、ね。私と田口徹が戦っている時、裏で田口徹を助けていた誰か…。一体誰なの…?」
 「分からない…。誰なんだ…?」
喜多と若菜は記憶を辿り、誰か見逃していないか必死で思い出したが全く浮かんで来なかった。
 「まずは今も存続しているであろうR4コーポレーションについて徹底的に調べ上げないとね。USのみんなにそれを頼むわ?でも和ちゃんはどうする?」
喜多を気遣う若菜。しかし喜多は毅然と答えた。
 「当然俺も参加するぜ?」
 「そう…。和ちゃんはもしかして顔が割れてるかも知れないし、危険がついて回るかもしれないから十分に注意してね?」
 「ああ。」
力強く答えた喜多。喜多は複雑な思いを胸に、R4コーポレーションの調査をするのであった。


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