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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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金曜日 2-1

ちづるは、エビチリの説明を終えた。
タクミは言う。

「本当、美味しいね。」

「だねー。
買いに行って良かった。」

「グラタンと同じぐらい、
美味しいよ。」

「ぇ、? そう、?
 そっかなー?
   、 、、 ありがと。」

ちづるは少し照れてそう言った。
少し黙り、嬉しそうに言う。

「、 、、でも、やっぱりいいね。
誰かと、ご飯食べるのって。」

「 え?」

「ぁ、、ううん、、
 ちょっと、前までは
1人でご飯、食べてたから、、。
 
でも、特に寂しい、とか
  思わなかったんだよね、私。」

「、 、 、、。」

「でも、今、こうやって、、

 誰かと、 、
 タクミ君と食べれるのは、
  嬉しいなー って 。」

「、 、 、、 」

「 、あ。 なんか。

  ババ臭いかもー 私。」

ちづるはそう言ってクスクス笑った。
タクミは、
ちづるの言葉を聞いて考え込む。
ちづるが言う。

「、、タクミ君 ?」

「、 、 、 。」

タクミはちづるを真っ直ぐ見て言う。

「もし離婚したら
     俺と してよ。」

「え、? 何を ?」

「、 、 、、 、 、」

「 ? ぁ 、もしかして 、、」

「、 、、ん、」

「 合コン? 」

「、 ぇ、 、 、、」

タクミの動作が止まる。
ちづるは苦笑いしながら言う。

「や、年齢、、違いすぎるよ。
 私の友達、結婚してる人、
  多いし、、。 

 タクミ君のお友達とは、
バランスが、 、、」

「、 、、ふふっ、だよねー?
年、離れすぎかー。」

「でも、
これから沢山、やる機会あるかもね。
なんか、ちょっと羨ましい。」

「苦手なくせにー。」

「、、ふふっ、そうでした。」

タクミはちづるをじっと見て言う。

「、 、、ねぇ。
 ちづちゃん、
   なんで結婚したの?」

「ぅ、え、!? んっ 、」

ちづるは、急な質問に驚き、
ゴホゴホと咳をする。
慌てて、お茶を飲む。

タクミは言う。

「俺、当てよっか? 
 ちづちゃんの事、
   なんか分かるから。」

「 ぇ、? 、、」

「年齢考えて、今ぐらいかなって、
思ったから。
それか、、 んーー、、

周りに、いい人だからと、
     勧められたから。」

「、 、っ、 、、」

「 どーぉ? 当てってる?」

「、 、 、 、 、、

 2つとも、当たって マス 。

 でもっ! もちろん、
      好きだったよ?」

「言い訳っぽーい。

そりゃー、うまくいかないよ。」

タクミは鼻で笑いながら、
意地悪な声で言った。

「ん、、、ぅん。」

「 、 、、 、 、 」

少しの間、2人は沈黙する。
タクミが言う。

「 って、 、、
   俺、偉そーだねー。」

「 ぇ? 
 、、ぁ、 ううん、
   その通りだから、、 、
        情けないけど。」

ちづるは、気まずそうに笑う。

タクミの顔が、真剣な顔になる。
テーブルを見つめて呟くように言う。

「、、、離婚、
しなくてもいいんじゃない?

ずっと、このままでも、、。」

「、え?」

「、 、や、
   なんでもない。

 、 、、っつーか、、 、、
 何が言いたいんだろ、俺 。」

「 ? 、 ? 」

タクミはちづるの顔を見る。

「、 、、違う、
そーじゃなくて。

 そう、ちづちゃんが、、、 、」

「 ? うん、?」

「 、、 、 っ、  」


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