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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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山崎剛志-6

 若菜は脚を組み替える。豪は無意識に見てしまう。セクシーだ。下手なヌードよりも興奮させられる脚だ。
 「意図的にあの西崎玲香を私に会わせたとして一体どうしたいのか…。私の正義感を知る人物なら覚醒剤を打っていた人間を放置する訳がない。県警本部に西崎玲香を連れて行くと考えるでしょうね。最終的には西崎玲香を県警本部に連れて行く事が目的?指示を出している人物は県警本部で西崎玲香に何かをさせようとしている…」
 「何をさせようとしているんだ?」
 「分からない。私達はもともと真田竜彦を逮捕するのが目的で捜査をしてるの。でもこの事件はそれだけでは終わらない気がする。もっともっと大きな渦が私達を飲み込もうとしているような…。」
 「おいおい、もっと大きな渦って何だよ?」
 「分からないよ、まだ…。でも1つの強姦殺人事件の捜査の中でテロの疑惑や宗教団体の名前まで絡んで来てる。もしかしたらもはや真田竜彦を逮捕できたとして、それだけでは終わらない事態になりそうな予感がするのよね…。」
 「元々は俺達の組の者が殺されたのがきっかけの事件だ。協力は惜しまない。」
 「ありがとう。」
 「でもな、無茶…って言うか、無謀な真似はよせよ?同じ過ちを犯しちゃいけないぜ?」
心配してくれる豪に感謝しながらもニコッと笑う。
 「ヤクザにそう言われるなんて私って何者よ?」
 「ガハハ!確かにな!でもな、若ちゃんみたいな刑事は世の中に必要なんだよ。ある意味俺達市民は上原若菜を失いたくないんだよ。分かってるな?」
 「うん。ありがとう。未婚だったならヤラせてあげたいくらい感激♪」
 「俺は人妻でも構わないんだがな!」
 「私は無理!キャハッ♪」
 「ダヨナー、ガハハ!」
ヤクザと刑事は妙な絆で繋がっていた。
 「で、どうするんだ?」
若菜はすぐに真顔に変わる。
 「罠と知ってて西崎玲香を県警本部に連れて行くか…、それとも相手の予定を狂わすべく連れて行かないか…、迷う所ね。」
若菜は暫く考える。
 「決めた。連れてくわ?連れてって彼女を監視してればもしかしたら接触してくる内通者が分かるかも知れないし。豪ちゃん、いい?」
 「ああ。俺は構わないよ。」
 「ご協力に感謝しま〜す!」
 「だからせめて乳だけでも…」
 「揉ませないし、吸わせません♪」
 「だよな!ガハハ!」
若菜は地下室に戻り手を後ろに拘束した西崎玲香を連れ出して車に乗せ県警本部に向かった。


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