投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 164 特命捜査対策室長 上原若菜 166 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

ビッチ狩り-7

 US事務所の地下に車を止めた若菜。時間はもう22時だ。しかしハードであった一日を感じさせないキリッとした表情で車を降り階段を上がる。US事務所には3人がまだ残っていた。
 「今日は色々とありがとう。みんなのおかげであっさりとカタがついたわ。」
若菜がUSに依頼した事は三鷹麗美の両親に降り掛かった詐欺事件の事であった。
 「えっ?もうカタがついたんですか!?」
驚く和典。若菜が麗美に初めて会ってからまだ一日経っていない。しかも爆発事件までありとても余計な仕事をしている時間はないかと思われたからだ。
 「まぁね♪超法的手段をとったからね。あ、超違法的手段かな??」
そう言って舌を出した若菜を見てピンときたエリカ。
 「あ、ヤクザ使いましたね??」
 「ンフッ♪」
答えはしなかったがどうやらそうらしい。
 「無届け営業してる土地転がし屋さんなんて追いつめるの、超簡単よ。もうこの界隈じゃ生きて行けないわね。体から誇りも出ないぐらいに全てを奪い取ってくれたみたい。頼りになるわ〜。」
そんな若菜に溜息をつく大悟。
 「警察がヤクザとつるんでいーんスかねぇ…」
 「超KKNよ♪」
 「超KKN??」
 「フフ、超関係ねー♪」
 「さっすが若菜さん!カッコイイっス!」
天真爛漫と言うか何と言うか…、それが若菜の魅力かもしれない。すると若菜の携帯が鳴る。
 「あ、着いた??今迎えに行くわ?」
若菜は事務所を出ると暫くして戻って来た。
 「あ!ミズキちゃん!?」
若菜はミズキこと三鷹麗美と両親を連れて来た。
 「和則さん…。」
麗美は頭を深々と下げた。両親も同じだ。深々と頭を下げた。
 「皆さん、この度は本当にありがとうございました。まさかこんなに早く地獄から抜け出せるなんて夢にも思っておりませんでした。本当に感謝しております。本当にありがとうございました。」
麗美と両親は涙を流していた。
 「和典さん、あなたと出会ったのは神様が与えてくれたチャンスだったんだと思います。あなたとの出会いが上原さんとの出会いに繋がり、そして私たちを救ってくれたんだと思います。あなたに出会えて良かった…。」
和典は照れて頭をかく。
 「い、いや…そんな大した…」
 「本当に感謝してます。私達はあの人達に大事な物を奪われて、二度と取り戻せない物もありますが、でもまた3人で暮らせるのが何より幸せな事だと思います。また3人で一から頑張って生きて行きます。」
 「ああ。良かったな。」
 「はい!」
デリ嬢として見た笑顔も天使のようであったが、今目の前で浮かべる笑顔はもはや女神級であった。
 「彼女はもうミズキちゃんではなく、麗美ちゃんだからね?」
 「ああ。」
若菜のその言葉でデリヘル嬢を辞められたんだなと感じた。和典は自分の事のように嬉しく感じたのであった。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 164 特命捜査対策室長 上原若菜 166 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前