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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ビッチ狩り-6

 続いて金田が報告を行った。吉川真利愛は真田竜彦と接触していた貴重な証人だ。若菜は大きな注目を向けている。一通り報告を受けた後、いくつか質問をする。
 「じゃあ吉川真利愛を脅していたのは真田竜彦に間違いないと考えていいわね?」
 「はい。」
 「彼女の話の中でビッチという単語は出てきた?」
 「はい。ビッチ女といつも罵られていたと証言してました。それに一緒にいるときに仲間と思われる相手…、恐らく金沢悟史でしょう。金沢に明日ビッチ狩り決行だとか、そんな会話をしていたようで、真田竜彦らは何か気に入らない女性に目星をつけてビッチ狩りと称してレイプ犯罪を繰り返していたのだと思われます。」
 「ビッチ狩りねぇ…。」
レイプの話になると若菜からとてつもなく恐ろしいオーラをいつも感じる。
 「田口徹と言うよりは湯島武史型ね。鼻につく女性や嫌な思いをさせられた女性のみに犯行を行っていたようね。田口徹は激情型、湯島武史は綿密な計画を持ってターゲットを地獄の底に陥れるタイプ。厄介なのよね、湯島武史型は。一般的に嫌な女をターゲットにするから世論がつきやすいのよね。言い方を変えれば悪を成敗するヒーローだから。湯島武史が神と呼ばれた所以はそこ。ただのレイプ犯と悪を挫くヒーロー。そこがその2人の決定的な違いね。だから湯島武史は未だに特別な存在としてレイプ愛好家から支持され続けてる。ビッチ狩りも湯島武史と根本的には同じ。悪い言い方をすると真田竜彦がレイプした女はヤラれてザマーみろって思われても仕方ないであろう女ばかりだから、そう言う輩立ち入りから神の再来だとか新たな神の出現だとか騒がれたら面倒なのよね。余計に逮捕寸前で忽然と姿を消した訳だから神話めいた話にならないかと心配でね。」
そう呟いた若菜にはレイプ犯罪と戦って来た刑事の姿を感じさせる。
 「マギー、白川歩美の件は?」
 「いろいろ聞き回りましたが、特に新たな証言は得られませんでした。」
 「まぁしょうがないわね。なるべく痕跡を残さぬよう生活してきた事でしょうからね。ただこの事件で重要な鍵を握る人物だから。常に彼女の事は念頭に置いて捜査を続けてね。今日はみんなお疲れ様。ゆっくり休んで明日の捜査に備えましょう。」
 「はい、お疲れ様でした!」
それぞれ捜査内容を纏めて仕事を終えた。
 「じゃあ程々にね?お先〜!」
 「お疲れ様でした!」
若菜は先陣を切って特別捜査対策室を後にした。自分が先に帰らないとみんか帰りずらいだろうと気を使ったからだ。しかしそのまま帰宅する訳ではない。若菜はその足でUS事務所に向かった。


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