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《幼虐〜姉妹姦獄》
【鬼畜 官能小説】

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〈CLOSED〉-1

写真集発売記念イベントを無事に終えた翌日、前園姉妹はいつものようにショッピングへ出掛けた。
電車を乗り継ぎ、二時間程で目的地の駅に降りる……そこは、大都市の中でも最も若者達で賑わう“街”であった。


「お姉ちゃん、じゃああのお店に行ってみる?」

「どうせ行かなきゃずーっと「行く」って騒ぐんでしょ?行くから少し静かにしててよね」


亜季は赤い長袖のワンピースを、愛は青のワンピースを着て、そして二人とも真っ白なカーディガンを羽織っていた。

朝夕はまだ肌寒いところもあるが、昼日中ともなれば充分に暖かい季節である。
素足を晒し、目にも鮮やかな彩りを纏う美少女は、姉妹である事を隠そうとはしなかった。


昨日のイベントは、まずまずの成功だった。
写真集も其れなりに売れたし、ファンとの交流も深められた。
おかしな奴も混じってはいたが、それは何処のイベントでも一人や二人は居るものだったし、姉妹の頭の中からはもう消えていた。

姉妹は手を繋ぎ、愛は亜季に引かれるように人波をすり抜けて歩く。

高さを競うようにたくさんのビルが建ち並び、道路には車の群れが身を寄せあうように犇めく。
賑やかなだけの在り来たりな街に咲いた二つの〈花〉は、招かれざる“同行者”の気配に気付かないままだ。


「ここ!お姉ちゃん、ここだよ!」

「大きな声出さないでよ。恥ずかしいなあ、もう」


姉妹は様々なブティックが入ったビルに飛び込んだ。
一階から最上階の六階まで服・服・服のオンパレードで、とても手が出せない高価なブランド品や、格安でありながら可愛いデザインの服など、まさに選り取りみどりだ。


「あ〜!これこれ!可愛い、見てよお姉ちゃん!」

「だ・か・ら、静かにしてって言ってんの!」


浮かれてはしゃぐ亜季に、愛は少し辟易としている。
二才しか違わないといっても、愛は亜季より落ち着きが出てきていた。
二人だけでショッピングに来られた嬉しさの度合いに差は無いのだろうが、その表現の差は明らかに開きがあった。
それは精神的な成長の差というのも有ろうが、何かと神経質になりやすい思春期盛りという年齢が、そうさせているのかもしれない。


「ふぅん……この色好きかも?」

「あ、それ可愛いよ!絶対お姉ちゃんに似合うと思うな」


軽口を叩いていても、やはり仲の良い姉妹である。
思い思いの服を選んでは互いに見せあい、お気に入りを探す。

如何にも女の子同士の買い物らしく、いつまでも選んで“コレ”とは決めない。
それは仲睦まじいとしか表現しえない微笑ましい光景だ。



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