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幼肉の宴
【ロリ 官能小説】

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計画-1

10


坂を下りていた。
長いスロープである。
空港ターミナルビルを出て、地下の駐車場へと向かって歩いているところだった。
平日ということもあり、ひとの姿はそれほどない。
タケルの目の前を、ミナと母のふたりが歩いている。
ミナは、母に手を引かれていた。
さっきまでの泣いていた顔はすっかり晴れて、何がおかしいのか、しきりに母を見上げながら笑っている。

タケルは、じっと後ろから眺めていた。

タケルが距離を詰める。
気配に気づいて、ミナが振り返る。
すぐに笑顔は消えて、途端に脅えた目を向ける。
困惑したような顔になり、暗い表情のままタケルから目をそらす。
ずっとこうだ。
同じことをさっきから何度も繰り返している。

タケルは苛立っていた。
どうして、そこまで嫌われなければならない。
浴室のなかでは、素直に肯いていた。
タケルを好きな気持ちも確かめた。
それが、たった1日で、ものの見事にミナの心は変質した。
理由などわからない。
わからないだけに、苛立ちも強い。

思い切って、歩を速めた。
ミナを真ん中に挟んで、となりへ並ぼうとした。
手を握ったら、どんな反応をするだろうか?
意外とすんなり握り返してくるのではないか?
期待を込めてミナの横に並んだ。

すっ、とタケルの横からミナの体が消えた。
母を握る手が持ち替えられて、タケルの届かないほうへと逃げていってしまう。
向こう側で手を繋ぎなおしたミナは、チラチラと母の陰から覗くようにタケルをうかがっていた。
脅えるような、困惑するような、どちらにせよタケルには面白くない眼差しだった。

チッ!……。

面白いはずがない。
徹底した避け方だ。
忌み嫌うがごとき行為は、逆にタケルの執着心に火をつける。

今に見ていろ……、絶対に逃がしたりしないからな……。

タケルが畏怖した人間は、もう、いない。
それは、さっき、この空港からテロの嵐が吹き荒れる国へと飛び去った。
掣肘するものなど、もはや、誰もいない。

ミナは、もうすぐタケルに食われることになる。
それは、確定された事実だ。

力ずくで裸にされ、細い足首を持たれながら、ミナはその幼気な芯部に楔を打ち込まれて、体を真っ二つに裂かれることになる。
どんなに泣いたところで、やめてなどやらない。
体中の水分がすべて枯れ果てるまで、泣かせて、叫ばせなければ気が済まない。
永遠とも思える苦しみを与えてやる。
がっしりと胸の中に閉じ込めて、ゆっくりとゆっくりと押し込みながら、悶絶して泣き叫ぶ様を笑って眺めてやる。

たった一度でなんて許すつもりはなかった。                           
ミナの体がタケルの体液で真っ白に染まるまで繰り返す。
生涯消えない傷をつけて、永遠に従うと誓うまで犯しつづけてやる。
屈折した思いが、タケルに極端な答えを選ばせる。

生か死か。

ミナに選択肢など、ほかに与えるつもりはなかった。


タケルは前を見た。
ミナの破滅は近い。
それは間違いない。
だが、その前にやっておかなければならないことがひとつある。

視線は、ミナのとなりに注がれていた。
豊かに張った尻が、男を誘うように左右に揺れている。
ミナとは比べ物にならないほど、肉感にあふれた尻だった。
ミナと同じ遺伝子をもっている。
ミナという天使を創った、偉大な創造主。
自分も、この女神から創られた……。

なに、たいしたことではない。
簡単なことだ。

タケルは、暗い眼で、その尻を見つめた……。



向かう先に、赤いボルボが見えてきた。
母の愛用するセカンドカーは、ボルボV40
中古で購入したものだが、まだ程度は良くて、洒落た内装が母は気に入っている。

母がコートのポケットからキーを取り出した。
ピュウ!ピュウッ!っと、耳に響く電子音がして、ボルボのハザードランプが2回点滅する。
 
「さあ、乗って。」

ロックが解除され、母が助手席のドアを開ける。
乗り込もうとしていたミナの腕を、タケルの手が素早く握った。

 「ミナと一緒に後ろに乗るよ。」

有無を言わせず、細い手首をつかんだまま、強引に後部座席に引っ張り込もうとした。

 「タケル、ミナは私のとなりに乗るからいいわ」

母は、つないだミナの手を離さなかった。

 「後ろに乗ったら、酔っちゃうでしょ」

そんなわけはない。
空港にやってきたときも、このボルボに乗ってきた。
その時、運転していたのは父で、タケルは助手席に乗り、ミナは、母と一緒に後部座席に座っていた。
具合など悪くなっていなかった。
そもそも、そんな話を聞いたことがない。

「ほら、ミナはこっちに乗って。」

タケルから取り上げるように、ミナの腕が引かれる。
急かすようにしてミナを助手席に収めると、母は素早くドアを閉めた。

 「帰るわよ。」

声に怒気はなかった。
表情も、いつもと変わらない。
怒っている風でもなければ、笑っているでもない。

ただタケルに向ける目だけが……冷たく光っていた。

やっぱり、このひとは気づいている。

 「なんだ、母さん知ってたのか……」

ささやくように、つぶやいた。

 「え?」

ちょうど運転席に入ろうとしていたところで、母には聞こえなかったらしい。

 「なんでもない。」

これでタケルの腹は決まった。
家に帰ったら、第2の障害をすぐさま排除する。
なに、むずかしいことではない。
タケルならば、造作もないことだ。
いっそのこと、ミナの目の前でやってやろうか?
悪魔じみた妄想を浮かべ、タケルはニヤリと笑うと、後部座席へ乗り込んでいった。
 


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