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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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消えた真田竜彦-12

 若菜にとってマギーは今回特命捜査対策室のNFPにおいて初めて会った訳ではなかった。とは言えその事はマギーは知らない。若菜が北海道に出向いた時に、たまたま射撃練習場を覗くと無表情ながらもその内に秘めた何かを感じさせる雰囲気を出し、射的のど真ん中を何度も撃ち抜くマギーに目を奪われた。確かな技術は勿論すぐに分かったが、その技術の矛先にかつて自分が田口徹に向けた危険な感情を察したのだ。その目は北極の氷の下の海のように冷たく、そしてその奥にはその氷を一瞬にして溶かしてしまいそうな炎を感じ取った若菜。今回マギーだけは若菜が本人には知らせずに極秘でこのプロジェクトに参加させた唯一のメンバーなのであった。若いときの自分よりも遙かに優秀な刑事だと思っている。その優秀な刑事を正義の道の上を真っ直ぐに歩んでいけるよう若菜は手元に置いて育てるつもりなのであった。一緒に働いて見て分かったが物事を客観的に見れる目、洞察力…人並み外れた物を持っている事が分かった。マギーを正しい道に導く事は勿論、捜査において心強い人材だと認めているのであった。
 「マギー、もう一度綺生堂に行って白川歩美の事を調べてくれない?できれば済んでいたアパートやマンションを割り出して。あと真田竜彦の盗撮映像から白川歩美の顔を今すぐ送るから、綺生堂や白川歩美の住んでた場所、真田竜彦のアパート周辺で聞き込みを行ってくれる?」
 「分かりました。」
電話を切ると早速スマホに若菜からメールが来た。メールに添付されているであろう白川歩美の顔画像を確認する。すると画像を確認した途端、思わず声を上げ顔を背けたマギー。
 「きゃっ!」
何だと思い吉川が画面を覗き込む。
 「な、何だこりゃ!?」
思いもよらぬ画像…、それは真田竜彦のペニスをズームした写真であった。するとすぐさま再び若菜からメールが来た。
 『ごめ〜ん、違うの送っちゃった♪』
わざとらしい文面に、今度はちゃんと白川歩美の顔画像が送られて来た。
 「わざとだわ…!ったくあの人わっ!」
程がある悪戯に怒りさえ覚えた。
 「らしいって言えばらしいけどね!てかさぁ、きゃっ!とか、マギーちゃんも可愛い声出すんだね!」
吉川はマギーを茶化す。マギーは顔を真っ赤にして恥ずかしさを掻き消すかのように目を吊り上げる。
 「煩いわね!カセイ野郎のくせして!あなたのカセイみたいに可愛らしいモノじゃなくて立派過ぎたからびっくりしただけよ!フンっ!!」
 「!?」
思わぬストレートな攻撃に吉川はぐうの音も出なかった。
 「じゃあ捜査行くわよ!?1人でもいいけど、どうする?包茎手術でもしてくる!?」
更なる追い打ちに泣きたくなる吉川。
 「そんな言い方ないじゃんかよぅ…」
 「フンッ!」
吉川は車を降りて再び綺生堂に向かうマギーの後を追いかけるのであった。


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