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幼肉の宴
【ロリ 官能小説】

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変心-1




半透明のドアの向こうに人影がみえる。

「着替え、置いていくわよ!」

母の夏美が着替えを持ってきたらしい。

「ああ!ありがとう!」

いつもなら、すぐに彼女の姿は消える。

「そろそろお風呂から出なさい。いい加減いつまで入ってるの!?。」

気がつかなかったが、ずいぶんと時間が経っていたようだ。
とがめるような口調だった。
すぐに戻るはずが、今夜の彼女はドアの方へと向かってきた。

「いまミナの髪を洗っているところ。もうすぐ出るよ!」

母の体が、ドアのすぐ向こう側にあった。
半透明のガラス越しに母の姿がくっきりと浮かび上がる。

タケルはじっと見つめていた。
母の手がドアノブに伸びた。

ミナは恐ろしさに声を出すこともできないらしい。
息を潜めている。
じっと動かなかった。

おかしくなって、タケルはそっとミナの頭をなでた。
不意に母が背中を向けた。
すぐに彼女の体はドアの向こうから消えていった。

「いっちゃったよ・・・。」

入り口に背を向けているミナには状況がわからない。
教えてあげたが、よほど怖かったとみえて返事をすることもできなかった。

きっと、ミナだけなら覗いていた。
母はタケルに遠慮したのだ。

タケルの体はすでに大人になっている。
だから見るのを躊躇った。

おそらくそうだ。
タケルを信頼もしている。
不作法に覗いて妙な空気になるのを嫌ったのだろう。

「つづけな・・・。」

息を潜めていたミナの頭をなでた。
何度もなでていると、観念したように小さな頭が再び動き出す。

ミナの髪を洗っていたのは嘘じゃない。
髪をなでるタケルの手のひらは泡だらけになっていた。

「下から上まで丁寧に・・・そう、上手だ・・。」

股間にミナの頭があった。

「もっと強く押しつけて・・・。」

ミナはドアに向けて小さなお尻を突き出している。

「もっと濡らすようにやるんだ・・・。」

四つん這いになっていた。
丸いお尻を突き出し、曲げたひじで自分の胸を支えながら、タケルの股の間で小さな頭を上下させている。

「先の方も舐めて・・・。」

短い舌をいっぱいに伸ばしていた。

「上手だぞ、ミナ・・・。」

タケルは満足そうに上から眺めていた。
舌を当てているだけだから、それほどの気持ちよさはない。

快感は求めていなかった。
従っていることが大事だった。

「いいぞ・・・。」

褒めているのを教えるように、泡だらけになっているミナの頭をなでてやる。
そのまま濡れた髪を指に絡めてすくい取り、さらに泡立てるように揉みほぐした。

ミナの髪は長い。
背中まで伸びるくせ毛は、量も多くて洗い終わるまでには、まだまだ時間が掛かりそうだった。

ミナは、もう泣いていなかった。
さっきまで、あんなに泣いて嫌がっていたくせに素直なものだった。

頭をなでてやると、もっと褒めてもらいたがるように熱心に舌を動かした。
チロチロと舌を伸ばして舐めているだけだが、それだけで満足できた。

焦る必要は、どこにもなかった。
ミナの気持ちはタケルにある。

キスをしたあとに、こんなことをするお兄ちゃんは嫌いかと訊ねた。
ミナは涙を流しながら、わずかに首を横に振った。
好きなのかと訊ねると、今度ははっきりと肯いた。

「お兄ちゃんもミナが大好きだぞ。だから、エッチなことがしたいんだ。」

嘘じゃないと教えるように、もう一度キスをした。

「痛いこと・・・しない?・・・。」

すがるような目が向けられていた。

「するよ。」

こともなげに答えた。

「痛いこと、いやだ・・・。」

哀れなほどに顔を歪ませていた。

「痛いこともいっぱいするし、ミナが嫌がることもする。でも、お兄ちゃんはミナが大好きだよ。」

「痛いことをするのに?・・・。」

「そう。ミナが大好きだから痛いことをするんだ。」

「そんなの、わかんない・・。」

わかるはずがない。

「今はわからなくていいよ。でも、お兄ちゃんはミナが世界中で一番好きで、そしてミナがこの世で一番大事な妹だよ。」

大事な妹だといわれて、ミナは言葉を詰まらせた。
困惑したような瞳を向けていた。
その瞳を見つめながら、もう一度唇を重ねた。

「痛いことしないで・・・。」

濡れた瞳で一生懸命に頼んでいた。

「ミナ次第だよ。ミナがちゃんとお兄ちゃんのいうことをきくなら、痛いことはしないであげる。」

「ほんとに?・・・。」

「ああ。その代わり、いうことをきかないときはいっぱい虐めるからな。」

ミナは、きっとタケルの言いなりになる。
確信があった。
 


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