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幼肉の宴
【ロリ 官能小説】

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覚悟-2

また、タケルの手のひらがミナの頭の上に置かれた。
いつもこうやってタケルはミナの頭をなでてくれる。
前まではくすぐったくて、そうしてもらうのが嬉しかったはずなのに、今は不思議な重圧感しか感じない。
いうことを聞けと、無言のままにいわれているような気がしてならなかった。
ミナはうつむきながら小さく肯いた。
肯くしかなかった。
壁の時計は6時半を少し過ぎていた。
あと30分後には間違いなくあの羞恥を再び体験することになる。
ミナの隅々までをさらけ出してタケルにみせなければならない。
みせるだけならまだいい。
ミナを裸にしたときのタケルは怖い。
目が笑わない。
取り憑かれたようにミナの体をつかんで離さない。
泣いて頼んでもやめてくれない。
乱暴なことも平気でしてくる。
なにより、消えてなくなってしまいたくなるような羞恥にこれからずっと耐えなければならない。

初めてタケルの部屋に呼ばれた日、見るだけといったはずなのにミナは裸にされて身体中を舐められた。
ベッドに押し倒され、タケルは狂ったように舌を這わせて、ミナがどんなに泣いて頼んでもやめてくれなかった。
怖くて恐ろしくて体が強ばり、ミナは泣いて許しを求めるしかできなかった。
気が遠くなるほどアソコを舐められ、お尻の穴まで舐められて、あまりの恥ずかしさにほんとに気が遠くなりかけた。
あのときの恥ずかしさは、まだはっきりとミナの記憶の中に残っている。
また、あれと同じ思いをしなければならない。
本当に消えてしまいたかった。
時間が早く過ぎ去ってくれることだけを祈るしかなかった。

「母さん、家の中暖めておいてね。」

タケルがいった。

「いいけど・・・どうして?」

タケルは、楽しそうに笑っていた。

「ミナと一緒にお風呂に入ると長いからさ。風邪ひかないようにしなくちゃ。ほんと女の子ってお風呂だけでも大変だよね。1時間以上も入ってなきゃならないんだから、ふやけちゃうよ。」

ミナの箸を持つ手が止まった。

「そうよ、女は大変なんだから。でも、それはあなたがミナと遊んでばかりいるからでしょ。ダメよ、ミナのいうことばかりきいてちゃ。ほんとこの子ってばキリがないんだから。あなたも大事な時期なんだから少しは考えてね。ミナもお兄ちゃんの手がかからないように自分の体は自分で洗って、すぐにお兄ちゃんを解放してあげるのよ。」

できるものなら、そうしたい。

「いいよ、別に。可愛い妹の気が済むまで付き合ってあげるさ。」

タケルはすぐに終わらせるつもりはないらしかった。
伏線を張って安全を確保した。
これで長く風呂に入っていてもタケルが怪しまれることはない。
口に運ぶ食事も、もう味などわかりはしなかった。

「ご、ごちそうさま・・・。」

ミナは箸を置くと、力ない足取りでキッチンを出た。 



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