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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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幕開け-5

 「以前から西進不動産あてに嫌がらせや脅迫状とか、そういうのはなかった?」
 「ありません。私が知る限り一度も…。」
 「そう…。社内では誰かと誰かが確執があったとか、あなたは女性で営業さんよね?例えば仕事に関して同僚の男性から嫌がらせを受けたとか、そう言う事はなかった?」
 「ありません。私は常に業績は毎月トップ3には入ってますが、トップ3を争う人らとは飲みに行ったり仲良くしてたんで、僻まれた事とかはなかったです。」
 「そう…。トラブルはなさそうね。」
 「お客様からも社内でも、恨みとか関係ない会社だと思ってます…。」
ショックで憔悴はしているが、嘘をついているようには見えないし、何かを隠している様子もなかった。若菜はいよいよ核心に迫る。
 「この会社に真田竜彦さんと金沢悟史さんっているよね?」
 「あ、はい…。その2人と私がいつも業績トップ3を争ってるんです。」
 「そう…。爆発があった時、真田竜彦さんと金沢悟史さんは会社にいた?」
 「はい、いました。」
 「この中にいる?」
優子は周りを見渡した。
 「いえ…。」
 「じゃあ非常に申し訳ないんだけど、ブルーシートの中を見て確認してもらえるかな…。」
優子は不信感を表情に表した。
 「どうしてですか?2人が何かしたんですか…?」
若菜は言葉に詰まったが、嘘をついても仕方がない。率直に話した。
 「私たちはある事件の捜査でこの西進不動産に来てたの。そして捜査をしに中に入った所で爆発が起きた。真田竜彦さんと金沢悟史さんを重要参考人として身柄を確保しようとした所でのこの爆発。私たちが調べている事件と爆発は何か関係しているように思えてならないの。だから彼らの生存か否かを確認したいの。協力してくれないかな…。」
優子はまだ不信感を拭えないような顔をしながらも頭を縦に振る。
 「分かりました…。私も2人が無事かどうか気になるので…。」
優子は立ち上がり若菜に支えられて、めくられるブルーシートの中の悲惨な姿に目を覆いながら確認して行った。酷い惨状であった。ある死体は手が途中からなかったり、顔半分が焼け爛れていたり、若菜でさえも吐きそうになったほどだ。全ての遺体を確認した後、優子は言った。
 「最後の…この人が金沢君です…」
目から涙を零し、口を手で塞ぎながら震える声で伝える優子であった。


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