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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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真田竜彦-4

 御洗署には捜査会議の始まる9時の10分前に到着した。車を停めたちょうどその時、金田から電話があった。
 「金田です。以来された件、報告します。まずあの電話番号の携帯会社はLCCココモ社の物でした。契約者の名前は真田竜彦、25歳。柳井市にある西進不動産に勤めているとの事です。住まいは同じ柳井市にあるシティハイツヤナイと言うアパートです。所有者はオッサン社のエログラインド、ナンバーは柳井356は1107です。」
その報告は若菜の思惑通りに捜査が進みそうな、まさに朗報であった。
 「イイオナ…」
 「はい??」
 「あ…、い、いえ、何でもないわ?ありがとう。じゃあ至急御洗署に来て?」
 「分かりました。では。」
 「ご苦労さま!」
電話を切った若菜。ひょんな事から最有力容疑者に辿り着いた事に人の縁の大切さを痛感した。もし出所する喜多を訪れなかったら、もし喜多がデリを頼まずミズキに出会わなかったら、もしミズキが客の話をしなかったら…きっと捜査は難航した事であろう。つくづくその大切さを痛感した。
 捜査会議が始まった。まず犯人の足取りについての報告だが、全てのインターチェンジに設置してある監視カメラとコンビニで確認された白やクリーム色の同一車種の調べを進めたが、該当しそうな車両は見つけられず、ナンバーから車の所有者を割り出したが、20代男性の名前はなかったとの事だった。他に新たな物証や証言も得られず、捜査員達の顔色は冴えなかった。
 一通りの報告を受けた後、若菜は満を持して言った。
 「昨夜遅くの捜査になり、また裏付けもされていなかったので報告が遅れた事をまず謝罪致します。昨日深夜、犯人と良く似た特徴の男が浮上し、私がある人に証言を取りに行きました。」
会場がざわめく。捜査達の目つきが変わり若菜に注目する。
 「今回被害女性の証言からビッチ女と罵られたと言う事は報告されてます。通常、日常においてビッチと言う言葉を耳にする機会など殆どないと思われます。そのビッチと言う言葉を最近使われたと言う人の話を聞きました。事情聴取でその男の携帯を入手、部下に調べさせておりましたが、先程詳細が判明したとの報告がありました。」
そこへ遅れて来た金田とマギーが会議室に入って来た。
 「金田君、報告お願い。」
金田は息を切らしながらも背を正し報告を始める。


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