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二人の出会いは輝く記憶
【学園物 官能小説】

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第一章-1

あさひし高校。マラソンの名門学校で有名な共学の私立高

校だった。

今年も陸上部には、才能がある一人の女学生が入学してき

た。

彼女の名はトヨダミユウと言った。

高校一年生で中学生の頃からその才能を発揮して、認めら

れていた。

彼女は陸上部にはいり遺憾なく才能を発揮していた。

ただ、ここ一ヶ月ほど、不調が続いていた。

彼女はただ、才能に恵まれた子ではなかった。

誰もいないとろでいつも必死に練習をして磨きかけられた

才能だった。

幼い頃、TVでスポーツの番組を見ては、特にマラソンが大

好きだった。

活発な子で、運動するのが好きで、小学校の頃、体育祭で

初めて一番をとった感動がすごく嬉しくて、その道を目指

すようになった。

その時から彼女は日々の努力をしていたが、誰にも言わな

かった。

時には、自分で目指したハードルの高さに辛くて涙を流す

日もあった。

だが、彼女は諦めずに夢を見ていた。

大人になったら誰よりも速く走る選手になりたかった。

そのな思いも、やっと、実を結びかけていたが、

最近、自分の力に限界を感じていた。

誰かに相談したかったが、自分の弱さを誰かに見せること

が彼女にとって、屈辱的であり、いつも明るく振る舞いな

がら自分の本当の気持ちを無視して今まで来てしまった。

他人に弱さを見せるのは良いことだ、とは思っていたが、

変なプライドか邪魔をして、どうしても言えなかった。

今では彼女はその事をすごく後悔していたが、自分を

変える事がなかなか出来なかった。

そしてまたいつものように、笑いながら無理に無理を重ね

ていた。

すべてを走ることに費やすことはできない。

やることは沢山ある。

勉強や人間関係、エトセトラ。

彼女はいつも焦っていた。

そしてとうとうタイムが落ちてきた。

彼女はよく自分にこういい聞かせていた。

「プロを目指すなら泣き言は言えない、いったからって

なんにも解決しない、問題は自分にあるんだ」

とむちやな事を考える毎日だった。

確かに回りから見れば、彼女はいつも輝いていた。

ショート・カットの綺麗な髪に、カワイイ顔つき、スタイ

ルも抜群。

成績もかなり優秀、他人にして見れば、羨望の眼差しだっ

た、少なくとも周りからはそう思われて見られていた。


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