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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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見極める能力-7

 同じ日の夕方、この日捜査に明け暮れた若菜はUS事務所に着いたのが20時になってしまった。しかしUSメンバーは若菜が来るのを待っていた。特に用事がある訳でもない。気長に待っていた。
 若菜が到着し捜査の報告を終えると雑談が始まる。
 「ちょっと〜、聞いてくださいよ〜。昨日カズさんとエリサさん、ヤッたんッスって〜!」
若菜は捜査の疲れも吹っ飛んでしまいそうなぐらいに驚いた。慌てる喜多に対してエリサは平然としていた。
 「え〜!?じゃあアレから2人…」
大好きな俗話だ。目がキラキラしていた。カズはバツ悪そうに視線すら落ち着かなかった。
 「で、どこでヤッたの?ラブホ??」
 「私の部屋です。」
 「キャー!エリサちゃん積極的〜!連れ込んだんだ!」
咳払いをする喜多。エリサの落ち着きようはハンパではなかった。
 「で、どうだったのよ!?カズちゃん?」
 「ど、どうって…」
若菜は一人で照れながら喜多の肩を叩いて言った。
 「気持ち良かったかどうかよ〜!」
 「あ…、えっと…」
チラッとエリサを見た。すると気持ちがいいぐらいに堂々と答えた。
 「私は満足しましたよ?」
 「キャー!」
脚をジタバタさせながら興奮を体で現す若菜。自分の事のように興奮した。
 「カズちゃ〜ん、どうなん??デリ嬢のミズキちゃんとどっちが…良かった…?」
すると何故か若菜の顔から笑みが消えた。朝に感じた何か重要な事が分かりそうな気がしたからだ。
 「い、いや…ぶっちゃけエリサの方が数倍…、ん…?」
若菜の顔が完全に刑事の顔に変わっている事に気付く。何かマズい事を言ったのかと心配になる。
 「…」
若菜の頭の中にあった霧が少しずつ消えて行く。
 「ミズキ…、ミズキ…。…!そ、そうか!!」
ようやくその答えが見えた。
 「ねぇ、カズちゃん!昨日ミズキちゃんて子がお客様さんから酷いことを言われるって言ってたよね!?」
 「あ、ああ。」
 「何て言われるって言ったっけ!?」
 「え、えっと確か…ヤリマンとかビッチ女とか…」
若菜の目がガッと開いた。
 「それよ、それ!!ビッチ女!」
全員が何の事だか分からずポカンとしていた。


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