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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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見極める能力-2

 そんな中、若菜は何か引っかかるものを感じていた。何か大切な事を見落としているような気がした。それがどうも思い出せなくすっきりしない。
 「被害者男性の遺体からは何か新たな事が分かった??」
マギーが立ち上がる。
 「特に見つかりませんでした。検死通りで特に矛盾する点はありませんでした。」
 「そう。じゃあ死因は2人とも金属バットで殴られた事で間違いないわね。その凶器はどこからも見つかっていない。立件する時に必ず必要となるのが凶器。犯行に使われた金属バットは何が何でも探し出したいわよね…。恐らく犯人はその金属バットは持ち去ったんでしょうね。私が思うに、捨てずに手元に置いてあるか隠し持っているんじゃないかしら。凶器となったその金属バットにはたくさんの証拠が残ってるから捨てて見つかるよりは隠し持っていた方が安全だしね。心理的にも捨てて見つかるんじゃないかって言う不安を抱えて脅えながら生活するよりも、自分に捜査の影が伸びてるって感じるまで手元に置いてた方が安心だからね。捜査の気配を感じたら捜査の及ばない場所に映せばいいし。凶器探しは難航するわね。犯人に辿り着くまで見つからないかも知れない。」
凶器を見つけ出すのは絶対に必要だ。決定的な殺害の証拠になる。しかしながら必死で探してはいるが今のところ発見の報告はなく、捨てられた可能性は低いと見ている。
 「殺人事件を犯し犯人はレイプ犯行を控えているはず。別件逮捕は期待出来ない。だからまずは犯人が遠方から来たのか近郊から来たのかを優先して特定しましょう。マギーと金田君は県内にある全てのインターチェンジの監視カメラの映像を集めて来て。」
 「はい。」
金田は話ずらいマギーよりもキャバクラトーク全開のさとみと同行したかったなと残念に思った。
 「では皆さん、今日も一日宜しくお願い致します。」
 「宜しくお願い致します!」
全員が席から立ちそれぞれ捜査に向かった。


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