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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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見極める能力-1

 事件発生から3日後、若菜が急がせた事もあり被害女性の膣から検出された体液と現場から押収した煙草の吸い殻に付着した体液のDNA鑑定が出た。鑑識の恐い三上博明に散々嫌味を言われ何度も頭を下げた結衣はげっそりしながら捜査会議で報告する。
 「えー、まず被害女性それぞれから検出された体液と現場付近に落ちていた煙草の吸い殻から検出された体液のDNAは一致しました。なお女性2人からはそれぞれ異なるDNAが検出、煙草の吸い殻からも同じく2種類のDNAが検出されました。なお煙草の吸い殻からは2種類の指紋も検出されております。」
若菜は顎を指でいじりながら気難しい顔をしながら言った。
 「て事は現場で煙草を吸っていた2人組が事件を起こした2人組と同一人物って事ね。あとその近くの路肩に停まっていた車種は判明したの?」
 近藤が立ち上がる。
 「はい。白の、またはクリーム色のエログラインドで間違いありません。複数の方から同じ車種の名前が出ました。なお付近のコンビニの入り口付近の防犯カメラにそれらしき車が映ってました。買い物時にレジ裏から映している監視カメラに犯人と思われる男らが吸っていたのと同じ銘柄、ワイルドセブンを購入している映像も解析が終わりました。こちらがその映像をキャプチャーして解析度を上げたものです。」
モニターに顔が映し出される。片方の男は帽子を被っており不明瞭ではあるが、もう片方の男の顔は認識出来た。
 「ここまで明確に判断出来る程の技術、凄いわね…。」
早くも犯人に辿り着いたかのような期待感に包まれる。しかし若菜は釘を刺す。
 「いいですか?まだこの2人組とDNAは繋がっておりません。あくまで犯人と同じ車種の車に乗り、同じ銘柄の煙草を吸っていると言う所までしか断定は出来ません。ですから他の人間による犯行の可能性も探る事をやめてはなりません。真っ直ぐしか見えなくなるのはあらゆる捜査において非常に危険です。しかしながら個人的な勘ですが、この2人組は最有力の容疑者だと思います。ですからこの2人組を追う作業と、以外の人の犯行である可能性を消す作業を同時にしていく事が重要です。防犯カメラに車のナンバーが確認出来ればその所有者を当たって下さい。肝心のこの2人組のナンバーは残念ながら解析出来なかったようなので、例えば車の中の置物、ホイールの種類、他に何か特徴がないかを調べて下さい。あとはもう少し捜査範囲を広げてこの車が防犯カメラに映ってないかの捜査をして下さい。こちらは御洗署の方々にお任せしても宜しいでしょうか?」
 「はい!」
もはや全員が若菜の元で働けるのに対してやり甲斐を感じていたのであった。


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