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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 家庭科その6 〜-1

〜 2番の特訓 ・ 家庭科 ・ 着付 〜



 衣食足りて礼節を知る、と旧世紀の諺にあるように、服と食事はヒトがましく生きていく上で必須の要素です。 もっとも私たち学園Cグループ生といえば、食事は味覚がなくなるまで徹底してオートミール一辺倒ですし、身につけるモノに至っては首輪と靴しかありません。 まあ、登下校時は限りなく全裸に近い登校服が着れますし、就寝時は下着が認められてますけど、あんなのあってないようなものですから。 食事する方法も、ある時は床に置いた犬用のお皿から直に食べたり、或いは口をつけることを許されず舌で掬ったり、飼葉桶(かいばおけ)に顔ごと突っ込んで我武者羅に頬張ったり、先輩の膣に直接口づけして吸い込んだりと、正直碌な食べ方じゃないです。 服を着る方法は……何も言うことないですね。 そりゃ首輪と靴しかしてないんですもん。

 それでも『服の正しい身に付け方』『身体を装う方法』は大切です。 きちんとした装いがどういうものか知っておかなければ、いざという時に礼儀を失することになります。 ……まあ、今更何をいってるんだって気持ちはありますが、口に出しちゃうと酷いことになるから、黙って頷く他しようがありません。 ということで、家庭科では様々な服やアクセサリーの付け方、お化粧の方法を『着付』と銘打って学ぶことになります。 基本は『誠実に本性を体現し、全裸よりも牝らしく振舞う』ことだそうで、普通に服を纏えるとは期待できそうにありません。


 ……。


 マンダリンドレス、通称『チャイナ服』。 旧世紀ユーラシア半島最東端に君臨した似非共産主義国家の儀礼服で、絹の生地や肩のパイピング、詰襟やスリットが特徴です。 胸元のボタンは飾りボタンなため、すぐに胸が肌蹴(はだけ)る構造になっており、乳首を勃起させたまま背筋を伸ばしていないと服がずれてしまう点が難点でしょうか。 あ、私たちには一般的な下着――ブラジャーやパンティなど――が許されるわけなくて、服の下は当然のように裸です。
 先輩が取り出したチャイナ服のスリットは、股下どころか腰まで切れ込んでいました。 あれじゃ、歩くたびにスリットから太腿が全部はみだすし、股間だってチラリと見えるどころじゃ済まないです。 どういう風に着こなすんだろう、なんて考えていたら【B29番】先輩がサッとチャイナ服に着替え、歩き方の手本を見せてくれました。 歩くといったら正面に進むのが普通ですよね? ですが【B22番】先輩は上半身を斜めにねじった姿勢で、カニが歩くように動きました。 上半身と下半身が捩じれたせいで、スリットの切れ目がちょうど膣に続いています。 そのまま歩くと常にスリットから膨らんだ恥丘が覗き、まるで『わざと股間を見せびらかすように』歩いているようでした。
 【B29番】先輩曰く、牝の誠実さとは恥部を包み隠さず曝すこと。 雌の嗜みとは周囲を不愉快にさせない程度にいやらしい牝本来の嗜好を表すこと。 スリットから股間を覗かせつつ、勃起した乳首で衣服を支えることが、牝に相応しい身だしなみだ――というわけです。


 ゴシックロリータ、通称『ゴスロリ』。 ロココ調の旧世紀西欧文化を継承しつつ内面の感受性を表現する意匠をいいます。 黒を基調としたレース、フリル、リボンに飾られた華々しい洋服。 そしてパニエで膨らませたスカートや編み上げ靴で全体を整えればOK。 あとは内面を衣装に合わせ、心も身体も西洋の乙女になりきったところで完成ですね。 暑い、重い、動き辛いといった欠点があるものの、私は『ゴスロリ』が大好きです。 幼年学校時代は、いつかお洒落にロリータファッションを決めて、街中の視線を独り占めしたいなって思っていました。 計らずも学園でゴスロリをする機会があると聞いて、正直ちょっぴりワクワクしちゃいました。 そりゃあ、私が願う通りの装いをさせてくれるわけないことくらい分かってますけど、いいじゃないですか。 少しくらい期待したって。

 全身を黒一色に染めた【B22番】先輩は、艶々した黒髪も雰囲気だしてますし、お人形のように整った顔立ちも相俟って、ゴスロリがめちゃくちゃ似合ってました。 本人も満更じゃないようで、元々高い鼻が得意気にツンとなってます。 そうしておいて、【B22番】先輩はパニエをグイッ、V字型に持ち上げました。 股下20センチの高さだったスカートが、あっという間に股上20センチです。 せっかくゆかしい雰囲気で隠していたのに、股間が露わになったせいで、フリルやリボンが恥部を一層強調します。 【B22番】先輩は黒い日傘を差しながら、無表情のまま歩いてみせてくれました。 上半身が清楚な反面、下半身は大袈裟なスカートで飾られて、それでも感情を表に出さず、人形のような横顔で通り過ぎる【B22番】先輩――まるで自分が卑猥な恰好をしていないかのような、最初から恥ずかしいという概念を持たないような、一種異様な振舞です。 それでいて股間は傍目に分かるくらい潤っていて……ギャップがありすぎて上手くコメントできません。




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