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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ撲滅プロジェクト-4

 若菜は実に堂々としたものだ。男性捜査員達に一歩もひけを取らない。なおかつ若菜を高圧的だと感じる者は誰もいなかった。女性から見れば憧れの的である。
 「中垣さん、DNA鑑定はいつ頃判明しそう?」
 「3日〜5日ぐらいかかるそうです。」
 「そう…。じゃあ3日で報告出来るよう急がせて?」
 「3日で、ですか…?」
どこか憂鬱そうな表情を浮かべる結衣にニコッと笑う。
 「そう。宜しく。」
 「は、はい…」
結衣が憂鬱なのは鑑識を頼んだ三上博明は強面で有名だからだ。口も悪くいつも機嫌悪そうな…、いや悪い厄介な人間だからだ。結衣は昨日オドオドしながら依頼に行き、案の定怒鳴られた。結局は引き受けたのだが、一言二言文句を言わずにはいられない性格の持ち主だ。そんな三上に鑑定を急がせるのは恐すぎる為、結衣は表情を曇らせたのであった。
 「今からは煙草と被害女性の膣から検出されたDNAが一致したと仮定して犯人の足取りを掴む為の捜査が必要です。まずは犯人の交通手段を洗いましょう。コンビニの防犯カメラの映像を解析して、同じ銘柄を購入した人物の交通手段を調べます。入口付近に設置されてる防犯カメラに車が映っていればナンバーが分かるぐらいに解析度を上げて下さい。犯人が車で来たのか、歩いて来たのか、バスで来たのか…、それを特定するのが重要です。後は犯行時刻付近に彼らを拾ったタクシーがいたかどうかも当たって下さい。中村さん、聞き込みで金属バットを持って深夜歩いていた男がいなかったかどうか調べて下さい。目撃がなくてタクシーも使わないとなれば移動手段は車の可能性が高くなる。犯罪心理から言って同じ町内で犯罪を犯す人間はいません。被害女性が証言している通り、犯行前に砂浜付近で暫く品定めをしていたフシがありますから、犯行前に顔を曝していたって事は知ってる者に会わない自信があるって事でしょう。ですから犯人はこの町からある程度離れた場所から来たと推測出来ます。その裏付けを取る為に犯人の目撃情報と不審な車が駐車していなかったかを特に注意して聞き込みを行って下さい。その他の方々も昨日に引き続きどんな些細な事も見逃さないよう、再度捜査を行って下さい。夕方18時、再び捜査会議を行います。以上、今日も宜しくお願いします。」
 「はい!」
捜査員達は勢い良く捜査に向かって行った。


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