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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ撲滅プロジェクト-13

 ここにいる3人は若菜と違い警察とは縁もゆかりもない人間だ。そんか人間を警視庁総監が信頼を置くと言う状況がまず信じられなかった。
 「て事で、大変な任務を任されたわね。正直私も怖いし不安。でも警視庁総監が兼ねてから望んでいた構想に私達は選ばれたの。ここは自信を持って任務を果たしましょう。」
全員が戸惑いを隠せない様子であった。
 「まずは自己紹介をしましょう。お互い隠し事なしでね?まずは信頼関係を築く事が大事だから。まずは私から。」
若菜がどんな人物なのかみんな良く知っていた。若菜は有名だからだ。しかし若菜は敢えて自ら自己紹介を行った。
 「初めまして、上原若菜といいます。34歳になります。見ての通りいいオンナです。」
…一同笑いも起きなかった。思わぬ恥辱を受けた若菜は頭が真っ白になるが、何とか気を立て直す。
 「ご、ご存知の通り私は犯罪者です。人殺しです。私は犯人であった田口徹を逮捕する為に銃を握ったのではありません。殺そうとして銃を握りました。決して正当防衛ではなく、間違いなく殺すつもりで銃を撃ちました。警察官でありながら、ね?でも私は刑期を終え、その愚かな行為を悔い改めました。2度と憎しみで銃を握る事はありません。犯罪者でありながら再び警察官として正義を翳す恥さらし者です。こんな私ですが、宜しくお願いします。」
全員が固まる。どんな反応をしていいのか分からない。しかし率先して自らの「恥」を晒す若菜に自らの恥を晒す事が楽になったのは確かだ。若菜に続いて喜多が自己紹介を始める。
 「俺は喜多和典。昨日まで刑務所に入っていた。犯した罪は連続レイプと、殺人だ。俺はこの上原若菜の親父を殺した。」
他の2人が目を丸くして驚く。喜多と若菜の顔を交互に見る。しかし笑みすら浮かべる若菜がとてもじゃないが理解出来なかった。
 「俺はレイプの神と呼ばれた湯島武史に憧れレイプ犯罪を犯すようになった。そして幼かったあの田口徹をレイプ犯罪の道に引き込んだのは俺や仲間だ。俺達が奴をモンスターにしてしまった。しかし俺は奴に裏切られた。そして刑務所に入り自らの愚行を心から悔いた。もう死んでもレイプなどしない。俺は自分の父親を殺した俺をこの仕事に誘ってくれたこの上原若菜に命を捧げるつもりだ。宜しく。」
加害者と被害者遺族の奇妙な絆に他の2人の謎は深まるばかりであった。


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