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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ撲滅プロジェクト-12

 しかし原は若菜に嫌とは言わせない雰囲気を醸し出していたし、若菜にとってそれは自分にそこまで信頼を寄せてくれている事がヒシヒシと伝わって来る。本来なら嬉しいところだが、最終的な相手がテロリストとなると正直恐さを感じる。
 「上原君、私は決してレイプ犯罪撲滅を餌に君を釣ったのではない。君の警察官としての資質を認めての事だ。警視庁総監の私の口から言おう。君は日本の全警察官の中で一番優秀な警察官だ。もし今回の首謀者がテロを起こしたなら間違いなく史上最悪の大事件になるであろう。それを阻止出来るのは上原若菜、君しかいない。」
 「そ、そんな…」
大袈裟とも思える賛辞に若菜は恐縮する。しかし志気が高まりよし!やってやろうというよりは、前科のある自分を再び警察官として迎え入れてくれあ日本の警察に対しての恩返しをするチャンスだと言う気持ちで若菜は答える。
 「レイプ犯罪は大嫌いです…。卑劣な行為は許せない。当然テロも決して許せない。私は日本を救えるだなんて思ってはいませんが、卑劣な行為で生まれる涙は見たくありません。私は…テロリストからみんなを守りたい…。弱き人達を…、小さな幸せを守りたい。だから…謹んでその大役をお受け致します。」
 凛としてそう言った若菜の姿に全員がついていこう、そう思う事が出来た。原は満足げに頷き若菜の肩にポンと手を置いた。
 「頼んだぞ?君らへのバックアップは惜しまない。」
そう言って一つのスマートフォンを若菜に手渡した。 
 「警視庁各部署のリーダーの携帯番号が全て入っている。当然私のも、だ。必要に応じて直接彼らに電話するがいい。これからは瞬時の判断が必要になる場合が多いだろう。電話をあちこち盥回しにされていたら捜査に支障が生まれるからな。だったら承認元に直接電話する事が得策だ。彼らには君からの電話は最優先で出るよう伝えてある。」
 「い、いいんですか…?私なんかが偉い方に…」
原はニコッと笑う。
 「警視庁トップの私が言ってるんだ。誰が逆らう?」
若菜は肩を窄めて言った。
 「すみません…。」
原は期待を込めてポンポンと若菜の肩を2度叩く。
 「我々は本気だ。必ず首謀者を捕まえる。これは日本の未来がかかったプロジェクトだ。USの果たす役割は大きい。頼んだぞ?」
 「は、はい!」
若菜他、3人は惰性で返事をした。大きく頷いた原はその場を去って行った。


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