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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ撲滅プロジェクト-11

 ノウム原理教…20年前に地下鉄サリン事件を起こした宗教団体である。その直前に当時訴訟を起こされていた相手の弁護士を殺害したり、官房長官を狙撃したりと過激な行動をしていた宗教団体だ。サリン事件をきっかけに教祖である深野浄京が逮捕され解体された。しかし残された信者によりその火は灯し続けられ、名称をフレアと変更、徐々に信者を増やしている警察が目を光らせている。一時期はその名を聞く事もなくなっていたが、言われて見れば最近耳にする機会が増えているような気がした。
 「そのフレアが近々大々的なテロを計画していると言う情報を得たんだ。そのフレアが麻薬を売り資金を集めている…。」
 「…武器ですか?」
 「そう。武器だ。麻薬により集めた資金で武器を調達すると考えている。実際幹部達がロシアや中東に度々向かっているらしい。間違いなく武器調達の為に麻薬を売って資金を集めているのであろう。それに加えてフレアは信者集めの手段としてレイプを使っているとの情報も得ている。」
 「何ですって…?」
若菜にはもはや近寄りがたい雰囲気を感じる。
 「君が追ってるレイプツアーの首謀者も恐らくフレアだろう。奴らは無作為にレイプツアー希望者を募り、レイプさせて喜びを与える。ツアーに参加した者は変な共通意識により仲間意識を植え付けられる。その仲間意識を強めた所で洗脳し信者に導く…、その手口で信者を増やしている疑いが持たれているんだ。ある意味湯島武史も教祖みたいなものだ。レイプ犯罪者の間では今でも神と呼ばれているんだろう?彼の場合は悪しき女性を成敗するという信念があって、それが一種の正義感を感じさせた。特に仲間を増やそうとする意識はなかったが、自然と憧れる輩が増えていった。カリスマ性があったのだろう。同じ一つの目的を達成した時に生まれる絆が仲間意識を強くする。今回もそんな意識を利用したのだろう。君は湯島武史に憧れただろうからわ分かるだろ?」
喜多に視線を向けると罰悪そうに頷いた。
 「レイプと言う餌で信者を増やし、麻薬を売り捌き資金を集め武器を揃えテロを起こす…、現在警察はフレアをそう睨んでるんだ。今まで捜査は公安が主に担っていた。しかしそんな動きを奴らは勘づき警戒してしまった。更なる捜査を行うなら法の範囲から飛び出す必要があると考え、NFPとUSを立ち上げたと言う訳だ。いいか上原君、君にはレイプ犯罪のみならずそのテロリストとの戦いに挑んで欲しいんだ。それが出来るのは君しかいない。君にこの件に関しては全権を与える。日本の未来を君に託す決断を警視庁はしたんだ。受けてくれるか?」
 「…」
あまりにも大きすぎる任務に若菜も押し潰されそうになる。そう簡単には頭を縦に振れなかった。


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