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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ撲滅プロジェクト-10

 その男は警視庁総監、原武則であった。警視庁総監直々の訪問に若菜は驚く。
 「総監って…嘘だろ…?」
喜多が信じられないと言った顔で見ている。
 「嘘じゃないわよ。紛れもない警視庁のトップ、原武則総監よ?」
これには他の2人も目を丸くして驚いた。生で滅多にお目にかかれる人間ではない。言葉も出なかった。
 「ご紹介の通り、私は警視庁総監、原武則だ。よろしくな?実は極秘でここを訪れている為、長居は出来ない。だから簡単に挨拶を済まさせてもらう。このUSと言う組織は私がどうしても創りたかった組織だ。偶然にも上原君からもその依頼がありようやく念願叶って嬉しく思う。ただし実態は決して誰にも知られてはならない。表向きはネット通販企業として登録してある。もちろん監査が入る事はない。下のコンビニ、聞いた事ない名前だろ?他のエステティックサロンもネイルショップも従業員は従業員に扮した警察官だ。このビル全てが秘密裏に登記された警視庁管轄のビルなんだ。全てはある目的の為に。」
 「ある目的…?レイプ犯罪を撲滅する為ですよね?」
若菜が探るような口調で言う。
 「それは間違いない。しかしそれだけでもない。」
 「と言いますと…?」
 「田口徹を葬った後、レイプ犯罪の火は消えていくものと予想していた。しかし一度は減少して行ったもののまた徐々に増え始めて来た。この千城県は特にその傾向が顕著に現れているし、レイプを好む者からはレイプのメッカとしてずっと狙われて来ているのはご存知だろう。調べにより一連のレイプ犯罪はある組織によって決して火を消さぬよう意図的に行われているらしいと言う情報を掴んだんだ。」
若菜がピクッと動く。
 「…何ですって…?」
その殺気に原でさえも寒気を感じた程だ。原は言葉を続ける。
 「田口はレイプ犯罪者として有名だが、上原君なら知っているだろう。彼は麻薬にも積極的に絡んでいた。今回の首謀者もその流れを踏継していると思われる。レイプ被害者の女性の中で麻薬を使われた者たくさん報告されている。そして麻薬を売ると言う事はどういう事だか分かるか?」
 「…大金を手にする…。」
原は若菜がそう答えるのが分かっていたかのように口を開く。
 「そう。資金集めだ。底にはある宗教団体が絡んでいる疑いが浮上した。レイプ犯罪と同じく一度は潰れかかったが、毎年信者を増やして復活の兆しを見せ始めている宗教団体…。」
 「ノウム原理教…、現在フレア…」
 「そうだ。」
これも原は若菜がそう答えると分かっていたかのように言った。


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