女、セックス-10
ミズキは偽装サービスではなく本当にエクスタシーに達したようだ。ＡＶよりも遙かに生々しく欲望を発散させた姿に喜多は見とれてしまった。体を不規則に反応させながら口を半開きにし、股を大きくひらいたままグッタリと倒れるミズキを見てただただ見とれていた。
快感が絶頂から徐々に下り始めるとミズキはゆっくりと目を開ける。
｢ハァハァ…ハァハァ…エヘッ、イッちゃった…｣
余韻か恥じらいかは分からないが顔を赤らめて照れくさそうに笑った。
(か、可愛い…！)
女を見て邪心なしにそう素直に思ったのも女を性の対象のみに見るようになってからは初めての事であった。今日の自分はなんだかおかしいと思った。後日振り返れば自分の中での女への意識が変わった瞬間だと思えたが、今はそんな自分に混乱していた。
照れる可愛さを見せながらも、未だに股を大きく開き性器丸見え状態のミズキに興奮が再び湧き上がる。
｢ミズキ…｣
ミズキの巧みな接客術のおかげか、まるでミズキが本当の彼女のような錯覚に陥る喜多。顔が自然と大きく開かれた股の間に吸い寄せられる。
｢ペロッ…｣
喜多が性器の割れ目を下からゆっくりと舐め上げた。
｢ひゃんっ…！｣
体を大きく反応させたミズキは嘘偽りのない反応であった。柔らかで適度にザラッとした湿った舌に、エクスタシーに達したての敏感な性器を舐められて鳥肌が立つ程にゾクッとした。喜多の舌が活発に這い始まると、ミズキは惜しげもなくハスキーで鼻にかかったセクシーな喘ぎ声を部屋に響かせる。
｢あっ、あっ…ああん…！あっ、あっ…ダメェ…、あっ、あっ、き、気持ちいい…｣
ダメと言いながらも股を閉じる様子も見せないミズキ。喜多には舐めるのを止めて貰いたくないというアピールに思えた。ミズキの性器はたっぷりと濡れていた。粘液特有の粘っこい卑猥な音がペチャペチャと響く。喜多が夢中になる程に濃厚な味だ。決して美味い味ではないが、何故か癖になる女性器の味に喜多は魅了される。
｢ああん…そんなに舐めてくれるなんて…嬉しい…。ハァハァ…｣
ペチャペチャと音を立てて舐めながら喜多は会話をする。
｢慣れてるんじゃないの？舐められるの。｣
｢ハァハァ…、舐めてくれる人…少ないよ…？殆どいない…。みんな弄ったりバイブで遊んだりはするけど、舐めてくれる人は殆どいないよ…？だからもしかしたら臭いんじゃないかって不安になっちゃうの…。ねぇ、臭く…ない？｣
不安そうな顔が溜まらない。
｢それは草食系男子が多くなっただけなんじゃないのか？男なら舐めるだろ。臭くないから安心しろよ。それどころか…物凄くウマいぜ？｣
ミズキはまた恥ずかしそうな顔で答えた。
｢ヤダァ…。でも良かった…。和典、ありがとう…｣
そんなミズキに喜多はまた萌えを感じた。