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秘密は21号室で
【同性愛♀ 官能小説】

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先輩からの便秘治療-3

弘美は力んだ。
しかし、便は出てこない。
激しい腹痛なのだが、この痛みは便意とは違うような感じがする。

「はうぅ〜!」

身体を折り曲げていきむが、何度頑張っても便は出そうにない。

(出ない!)

腹痛と焦りから弘美の顔色は青ざめていく。
下腹部を押さえる。
痛みはだんだん激しくなってくる。

「いたぁ〜い…」

思わず呻き声を上げた。

「痛いよ…。助けて、だれか…」

誰かにすがりたい。
弘美の目にまた涙が浮かんできた。
意識が朦朧とするような激痛の中で、千帆の姿が思い浮かんできた。

(千帆さんの部屋に行こうか?)

しかし、それでは寝ている先輩を起こしてしまうことになる。
弘美はさんざん悩んだが、仕方がなかった。
頼れる人は千帆しかないのだ。

(千帆さんのところに行こう)

弘美はふらふらしながら廊下を歩いて千帆の部屋の前まで来た。
ドアの中は物音一つしない。
千帆は寝ているに違いなかったが、起きてもらうしかない。
自分一人では、もうどうにもならないのだ。


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