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背徳のTバック倶楽部
【調教 官能小説】

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【第14話】向井という女-1

全てを終えて私は廊下に出た、とその時
今しがた店に入ってきたかと思われる
一人の女性とすれ違った。

『あっ、、。』

お互いに軽く会釈をした瞬間
眼が会った。

語らずとも全てがわかってしまった、、。
間違いない、、。

『初めまして、、。今日は、、お手柔らかに、、。』

『いえ、、。こちらこそ。』
正直美人過ぎて言葉がそれしか出てこなかった。

その女性はつづけて
『というか、、ご遠慮せずに、、、、お願いいたしますね、、。』


まずい、、。一目ぼれしそうであった。
見事なロングの黒髪だった。
洋服より和服が断然いいと思わせる女性であった。

『初めまして、、、。   向井   玲子と申します。』
『高宮 稔と申します。はじめまして、ここでは高橋と名乗っていますけど。』

『まあ小心者ですね、、ふふ。』
『お噂はかねがね、思ってた通リ、、。少しシャイでまじめそうで』
『ただ声と眼が少しH、、。うちに秘めた何かがありそうですね。』

『え〜〜。そうですか。』

赤面してしまった。

『今来られたんですか、。』
『ええ、。あらかじめシャワーを浴びてからミーティングと聞いていたもので
少し早目に、、。』


シャワーを浴びた後の件は何も話せなかった。
ミセス向井が別室であんなことされるとは想像がつかなかった。

『私も今済ませたところでした、、。』

余りに美しずぎた。
迎え受け入れる場面に愕然とし、ミセス向井は
必ず、『そんな話は聞いていない、想像できない』

と断ってくるもの、、。
私は静かに確信していた。


『あの〜高橋さん、、。』
『1つだけお願いがありました。』

『はい何でしょう?』

『も、もしお許しいただけるなら』
『お手合わせの順番は私を一番に、。』
うつむき加減になるながらゆっくり小さな声で
声を出した。この人は本気だ、、。

『くじでないことを祈りましょう、、。』
私はお茶を濁すしかなかった。



ステージ脇にあるミーティングルームに
関係者が一堂に会していた。

私と女性演者3名、ナース2名、照明スタッフ2名
シェフ4名、他ボーヤが3名 音響担当1名、
司会の加藤、総勢17名だった。

各自に進行表が渡される。
水に濡れてもよいようにラミネートされていた。




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