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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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  翌朝。
外は雨が降っている。
ちづるは起きてテレビを観ながら朝食をとっている。
ふと、スマホをみるとラインのメッセージが入っていた。

「?」

見ると、タクミから朝の5:30にメッセージが入っていた。

【おはよ。徹夜になっちゃった。
ちづちゃん、何時に家出るの?
駅まで一緒に行かない? 自転車?】

ちづるは返信を送る。

【おはよう(*^^*)お勉強お疲れさま。
7:40に出るよ。雨だから歩いて行く。
この時間で大丈夫?遅刻にならない?】

【大丈夫ー。間に合う。
じゃ、一緒に行こ。】

2人は7:40ピッタリに家を出た。
涼しくなってきたね、雨、嫌だね、と話ながら駅に向かう。
タクミ達の最寄りT駅は、中央線、総武線、モノレールが通っていて、駅ビルと百貨店も何個かある大きな駅だ。
タクミはここから電車に乗り、二つ目の駅に高校がある。

駅に向かう途中でタクミはふと、言う。

「ねー、ちづちゃんの職場って、、」

「うん?」

男、いる? 
と聞こうとしたが、
なんとなく自分が女々しいような気がして、やめた。

「、、時給、いくら?」

「時給? えーと、確か、1000円だよ。
昼と夜は違うけどね。
夜は、、んー、1200円とか、かな。
、、、なんで?」

「んー、?、、、」

「、、? ぁ!もしかして、、」

「、?」

「バイト、変えようと思ってるの?」

「、いやー、、まぁ、、んー、、」

「でも、駄目!働きにくくなるから来ないで!」

ちづるは笑いながらそう言った。
タクミも、じゃーそこはやめとく、と、笑った。

駅に着いた。


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