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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Haru:「久しぶり」-2

最初は、少し戸惑っていた瑠奈も、次第に私に甘えるようになっていった。

「陽ちゃんは、優しい私のお姉ちゃんみたいで、つい甘えちゃう。本当に優しくて、好き。」

好き。そんな言葉を言われて私も嬉しくなっていたのか、瑠奈との関係は更に過激になっていった。

瑠奈の甘える表情が、自分でも怖いほど癖になっていて、その反応見たさに私は瑠奈の体に触れた。

瑠奈は、嫌がったりするどころか、私に体を触られて嬉しそうに微笑む。

勇樹にも、あんな表情をするのかな。

あんなに愛おしい顔をされたら、勇樹の心まで奪われてしまうのではないかと、瑠奈を勇樹に託したあの日から、そこだけが不安だった。

でも、これじゃダメなんだと思った。

瑠奈は本当は男の子が好きだったはずなのに、どんどん私を求めるようになっていく。

私も瑠奈に好かれて嬉しかったけど、瑠奈が私を好きになって幸せになるのは、不本意だと思ってしまった。

なにより、私はその時とほぼ同じタイミングで付き合い始めた勇樹のことが好きだった。

勇樹が一番好きなのに、瑠奈の喜ぶ顔が忘れられなくて…。

それでも、どちらかを選ばなくてはいけないのは分かっていた。

瑠奈は、早く私のことを忘れて、まともな男の人と付き合って欲しい、これも私の勝手な自己満足だったが、そう思った。

瑠奈に道を示してあげたいと思いながら、私の高校2年は終わった。

3年になって、受験が本格的に迫っている時、私は大学でやりたい勉強のために2人から距離を置こうと考えていた時に一つのことが思い浮かぶ。

そう、あの誕生日プレゼントだ。

勇樹の部屋にいた時に、エッチなDVDを見つけた私は、何を思ったか一緒にそのDVDを見た。

DVDの内容は、普段勇樹が私にする性行為とはかけ離れた、あまりにも過激なもので私は驚いてしまった。

「勇樹は、私とこういうことがしたいの?」

と勇樹に聞くと、

「別に…これはただの作りものだから、そういう風に思ってみているわけじゃないよ。それに…」

「それに?」

勇樹は私を抱きしめて、

「陽のこと大事にしたいんだよ。陽を汚したくなんかない。」

と答えた。

それはきっと、半分は正解で、半分は違うものなのだろう。

私には、勇樹が興奮してキスが過激になったり、強く抱きしめたりしてくることが何度かあったことを知っていた。

それでも勇樹は、私が気持ちよくなれるようにたくさんの我慢をしながら、綺麗なセックスをしてくれる。

付き合っているのだから、別に私は勇樹にいくら汚されても構わないと思っているのに。

勇樹は、綺麗過ぎる。私の前でくらい、もっと汚い部分を見せてくれても良いのに。

でもきっと、これを勇樹に言っても、私を気遣ってくれてしまうんだろうと思っていた。

勇樹は、そういう人だから…。

そして、瑠奈に男の性欲を受け入れられるように、優しく導いてくれるのに、勇樹は適任だという考えに辿り着く。

本当は男の子が好きな瑠奈に、女の悦びを勇樹は正しく、丁寧に教えてくれるに違いないと、私は考えた。

勇樹が、鏡になって、瑠奈が異性からどれほど求められているのか、映し出して欲しい。

でも、私は勇樹が好きだし、勇樹のペニスだけは瑠奈でもあげたくないな、と思ったから手紙にセックス以外のことは、とわざわざ書いたのだ。

そんなことをして、勇樹の心が瑠奈に行ってしまったら、元も子もない。

勇樹はただの変態じゃないと思うし、ちゃんと、理性が抑えられる子だと自信はあった。

瑠奈は、私の影響を受けて少しいやらしい子になってしまったようで、私がいない時にどうやらオナニーをするようになってしまったみたいだった。

「陽ちゃんのこと考えてたら、なんだか恋しくなっちゃって…。」

以前、私が、公園のあの場所で瑠奈と待ち合わせしている時に、遅れてやってきたときに、瑠奈は身に着けている衣服を全部脱ぎ捨てて、自分を慰めていたということがあった。

私が受験の間に、会えない寂しさからあそこで頻繁にオナニーをしていたら、いつか他の男に見られてレイプされてしまうと思うと頭が痛い。

偶然にも、誕生日が一緒な二人。

二人に何を買ってあげようか迷っていた時に、お互いを満たせるものがなんなのか、私は最終的な答えに行きついた。

勇樹は、自分の欲望に少しでも正直になって欲しいし、私のことを少しでも汚せる練習を…。

後、私がいない間の性欲処理も兼ねて。

瑠奈は、私のせいで見失いかけている、異性から好かれる悦びを。そして、私からの脱却。

レイプされてしまうのを未然に防ぐ…これも兼ねてということで、

私は、二人にあの手紙を書いた。

異なる意味で、欲求不満な二人はきっと、差出人不明の手紙でも、私のことを思って公園のあの場所にきてくれるだろうと、自惚れが過ぎると思いつつ利用した。

瑠奈は、私の思った通り早めに来て、オナニーを始めた。そして、勇樹もちゃんときてくれた。

瑠奈のオナニー中のレイプ防止を含めた監視と、瑠奈のオナニーに発情した勇樹の抑止力も兼ねて、私も彼らから見えない場所で、公園のあの場所をちゃんと見張っていた。

私が見込んだ勇樹の行動はさすがで、約束を守った上で瑠奈を順調に、懐柔し始めていた。


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