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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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再会-2

 「はっ??」
一瞬聞き間違いだと思ったが、股間を直視している若菜を見て聞き間違いでなかった事に気付く。
 「な、何を見てるんですか!?」
啓吾が信じられないといった表情を見せた。
 「あ、つい…。アハッ!職業病かしら♪」
 「意味分かんねー…」
夫の俊介以外の男性器を見る機会などまずないので思わず見てしまった。一本マギーは男性器を見ても平然としていた。動揺していたのは啓吾だけであった。
 「検死書を見せて貰って、見落としている外傷とかないか良くチェックしてくれる?見落としのないように!私はちょっと行くところがあるから。」
 「えっ…?」
啓吾は若菜を見た。一方マギーはやはり平然としている。
 「分かりました。」
 「じゃっ、宜しく〜。」
若菜は手を振って出て行った。
 「に、逃げやがった…。人に嫌な仕事を預けて!」
死体を調べると言う嫌な役回りを預けられ狡いと言わんばかりの表情を浮かべた。
 「何が嫌な仕事なんだか…。重要な仕事でしょ?」
マギーは見下す視線を啓吾に向けた。
 「だって死体だぜ?!嫌じゃにいのかよ?」
 「別に…?逆にこの人の場合、生きていた方が怖そうじゃない。」
ヤクザ2人だ。そう言う考え方もあるのかと啓吾は感心した。
 「街を肩で風を切って歩いてたヤクザが、まさかセックス中に金属バットで殴られて一撃であの世に行く事になろうとは思わなかったでしょうね。思う暇も無かったか…。」
 「…お前、何て言うか…度胸あんのな…。」
 「普通でしょ。あなたがビビり過ぎなのよ。」
 「別にビビってねーし!」
 「ならいいけど。」
サバサバした様子でマギーは死体を触りあちこち調べる。
 (マジかよ…)
まるでマネキン人形を触るように落ち着いているマギーに驚く。何の躊躇いもなくペニスにも触る。竿を指で摘まんで裏筋までじっくり見ている。
 「特に検死書に書かれてないモノはなさそうね。」
立ち竦むだけの啓吾などお構いなしに淡々と死体を調べるマギー。
 (こいつ、チンポ触りたかっただけじゃねーのか…?)
もはや斜めからしかマギーを見れない啓吾は結局死体には触れる事歯無かった。
 「大したモンだね、あんた。」
鑑識が感心した様子でマギーに言った。
 「刑事が死体一つで動揺してられませんから。」
もはや当てつけではない。啓吾をまるで空気のような存在としてした意識していないだけである。それでも死体には触りたくない啓吾は頭をかくばかりであった。


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