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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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錆びぬ“カン”-5

 その笑顔にほっこりしてしまったマギーを見る権藤。
 「だからと言ってそっちのネーチャンにまで気を許すという訳ではないからな?私も若ちゃんの前ではこんなだが、他の奴らには甘い顔は見せない。私の気の障る事をしないほうが身の為だ。用心しろ。」
 マギーは姿勢を正し、ハイと答えた。 
 「まぁ小娘とは言えいい女だがな。ハーフか?」
 「ハイ…」
 「とうとう警察も国際色豊かになってきたな。」
 「い、一応国籍は日本…」
 「そんな事はどうだっていい。」
 「す、スミマスン…」
 「お前みたいな顔の不法労働者はごまんと見てきたわ。全国を回って体で稼いで祖国の家に金を送る外人のネーチャンをな。お前、風俗で働けばだいぶ稼げるんじゃないのか?顔もいいし、いいオッパイしてる。体つきも痩せすぎてもいず、太ってもいずの俗に言う“たまんねぇ体”をしてるしな。実に美味しそうだ。」
胸元やスカートから伸びた脚を舐めるような視線で見つめる権田に体を小さくするマギー。
 「そ、そんな大したものじゃありませんから…」
 「いやいや、中々のモンだよ。フフフ。一晩相手してやってもいいぞ?」
若菜はニヤニヤしている。
 「なんなら今日は置いてく??」
 「う、上原さん!!」
若干涙目で若菜に言ったマギー。強気のマギーのそんな姿を見て秘かに気分がいい若菜。
 「冗談よ!あんたなんか相手にしなくても豪ちゃんは女には不自由してないから安心しなさいよ。」
 「ククク、まぁ正直抱きたくて仕方がないのは若ちゃんだけだからな!他の女はみんな一緒だ。なんとなくヤレればそれでいい。」
 「ありがと♪」
胸を撫で下ろすマギー。本気で売られるかと思った。マギーは基本的にセックスなどどうでもいい事の一つであった。そんなマギーも権田には拒絶反応を起こした。暴力団のボスの恐さがオーラからヒシヒシと感じられる。関わりたくない部類の人間であった。
 「まぁそれはそうと私は情報を隠さないから、豪ちゃんもよろしくね?」
 「ああ。約束するさ。極道ながら若ちゃんの活躍が楽しみなんでね。」
 「本当は活躍しないのが望ましいんだけどね。」
 「フフフ。」
そして若菜は帰って行った。


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