投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 33 特命捜査対策室長 上原若菜 35 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

始動-5

 御洗町にある水島海岸。県警本部から30分車で走った場所にある。地元の御洗警察署には伝説の上原若菜が来るという情報が届いており、特に現場に到着している捜査員、刑事は若干の緊張感を持ちながら捜査に当たっていた。若菜を載せた面パトが到着する。若菜を含め7人は警備に当たる警察官に警察手帳を見せ現場に向かう。砂浜を通り岩場を抜けると洞窟が見えた。大勢の警察官や捜査員が捜査に当たっていた。
 「何度見ても嫌なものね、事件現場って…」
敷かれているブルーシートの下には死体がある事は一目瞭然であった。若菜は今まで様々な事件現場に立ち会ってきた。しかしその度に目を背けたくなるような嫌な気持ちになる。決して慣れる事はなかった。
 「レイプかぁ…。許せないわね、そうゆーの…。」
同行しているNFPメンバーは若菜の低い声にゾクッとするような寒気を感じた。
 「お疲れ様です!上原部長!!」
そう挨拶したのは御洗警察署の若手刑事の山口正徳だ。当然若菜とは初対面である。しかしすぐに若菜と分かったのは、それだけ上原若菜という刑事が有名だと言う事だ。山口の声に反応した現場にいる刑事、捜査員が一斉に若菜に振り向いたのは若菜に一目を置いていたからに他ならない。伝説であった上原若菜の生の姿を見た全員に緊張が走る。
 「お疲れ様です。詳しい状況を聞かせて貰えますか?」
 「分かりました。被害者は4人。男2人、女2人。うち男の中野光太郎と内村和昭が頭を金属バットで殴られ死亡。女、前野有紀と藤村茜の2人がレイプ被害に遭ったとの事です。犯人は2人組の男で、両者とも覆面を被っており顔は分からないとの事です。事件は昨日の夜22時頃、被害者4人はそちらの砂浜で花火を楽しんだ後、この洞窟で、あの…その…」
言葉選びに困る山口に平然と言う若菜。
 「セックスしに来たのね?」
山口は逆に恥ずかしそうに頭をかきながら話を続けた。
 「は、はい。すみません…。それでその最中に襲われたようです。いきなり現れた覆面2人組が男2人の頭を金属バットで殴り、女性2人に暴行を加えている途中で被害者男性2人の異変に気付き、死んでいる事を確認すると慌てて逃走したとの事です。その際女2人は縄で縛られ身動き取れずにここに放置されていたようです。午前中に海水浴に来た大学生らが発見し通報、それを受け現場に来た次第でございます。」
若菜は腕組みをしながら険しい表情で状況を聞いていた。
 
 


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 33 特命捜査対策室長 上原若菜 35 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前