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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Yuki:「愛すべき肉塊」-3

そんなことを考えていると、瑠奈が試着室から出てきた。

どうやら、瑠奈のバストサイズを測った店員が、瑠奈のサイズに合いそうな売り場まで連れて行ってくれるそうなので、俺たちもそこへ向かうことにした。

そこには、瑠奈が普段からつけている、白、黒、ピンクのもの以外の色のブラもたくさんあった。

暖色系の色のものまで置いてある。緑色を履いている女の子なんて、学校にいるときにスカートからパンツが見えることはしばしばあっても、緑は見たことがなかった。

他にも、単色ではなく柄物やストライプや水玉といった様々な種類があって、瑠奈も迷っているようだったし、俺も瑠奈に着て欲しい下着はどれだろう、と思わず迷ってしまう。。

瑠奈は、黄色の花柄のブラや、リボンがついたグレーのブラなどを手に取って悩んでいるようだった。

俺はふと、斜め上の方にあった青いブラが目に止まる。

生地のベースの色は水色なのだが、紺の刺繍が入ったフルカップ(乳房全体を覆っているタイプのブラジャー。胸が大きい人に適したブラ。)のブラで、瑠奈に「あれはどう?」と聞く。

瑠奈は、「確かに可愛いかも。でも…」とそのブラを手に取り、

「これ…派手すぎない?」と瑠奈は服の上から自分の胸にそのブラを重ねてそう言った。

なんというか、派手なことには変わりないのだが、主張しすぎないところも悪くなかったし、何より瑠奈に似合っていた。

このブラをしている瑠奈を早く見たい。

「派手だけど、瑠奈ちゃんに良く似合ってる。」

「そっか…。」

瑠奈自身もそれなりに気に入っていたらしく、そのブラをカゴにいれた。

そして俺は、瑠奈に着て欲しい下着を選ぶことにした。

下着の種類は、ベビードールと決めていた。瑠奈の豊満な体の露出をうまい具合に抑えてくれるそれは、逆に俺の性欲を掻きたてるものになると確信していた。

「可愛いけど…。」

「ん?可愛いけど?」

瑠奈はゆっくりと、「すごくエッチだね…。」と恥ずかしそうに、目を伏せた。

そのベビードールは、薄い紫色をした生地で、黒のリボンがついているなんとも派手なものだった。

見た目こそ派手だが、体の露出が程よく抑えられていて、瑠奈にも合うと俺は思った。

「これで大丈夫?」

「うん!」

そう言って、そのまま会計しにいこうとする瑠奈の腕を咄嗟に掴む。

「瑠奈ちゃん、これ俺が全部出すよ。」

「え、ホント悪いって。私ちゃんと出すからさ。」

これは、俺が瑠奈ちゃんへのいつもお礼だとか、プレゼントがしたかっただとか、適当な理由をいくつも並べていくうちに、瑠奈は折れた。

「本当にありがとう。この間の映画の時もそうだけど。」

瑠奈は最後まで仕切りに半分だけでも出す、と言ったが俺は全てそれを払いのけた。

女性用下着って、こんなに高いのか。

それは瑠奈がFカップでサイズが少ないせいなのか、もともと女性用下着とはこの相場なのかは、わからなかった。

「勇樹くん、私ちゃんとお返しするからね。ホント申し訳ないから…。」

俺は別に瑠奈に申し訳ない気持ちになって欲しいんじゃない。瑠奈に喜んで欲しかったあだけなのだから。

「だから、いいんだって。瑠奈ちゃんにあげたかったんだからさ。」

俺は瑠奈に買った下着の紙袋を見つめて、「じゃあさ…今度履いてるところ、見せてよ。せっかくプレゼントした下着を着けてくれてるところをみたいんだ。」

と俺は付け加えた。


「ずるい…。そんな言い方されたら、断れないじゃん。」

瑠奈はそう言うと、

「分かった…。着けてくるね、紫のヤツ。」と答えた。

「そっちじゃない。」

「え?」

瑠奈に買ったベビードールではなく、俺はあの青い下着姿の瑠奈を見たかった。

「青いヤツがいい。」

そう言うと、ベビードールを着るのを恥ずかしがっていたのか、

「え、そっちで良いんだ。分かった…。」

と瑠奈はまるで青い下着の方なら大丈夫、とでも思ったのだろうか。

とんでもない。

瑠奈にはたっぷり自覚してもらう。自分の体が欲望の捌け口にされるようないやらしい体付きであるということを。


「じゃあ、終業式の日に青い下着履いてきて。で、俺の家で見せてね。」

そして、俺は瑠奈の体をいやらしく見せるために、バイト代の全てを使って必要なものを自分の部屋に揃えた。





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