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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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特殊メイクの実力-5

 とても特殊メイクとは思えない程のリアルさだ。まるで静香が生き返ったようだ。俊介のいつもと目つきが違う。深い愛情とともに哀愁漂う目に若菜はドキッとする。
 俊介が若菜の体もろとも上半身を起こす。そして真剣な顔で見つめた後、ゆっくりと唇を寄せた。
 (俊介、今日だけは浮気を許してあげる…)
そう思いながら目を閉じた瞬間、唇は重なった。今夜は何度でも静香として俊介のセックスに応じる覚悟でいた。
 ゆっくりて唇を離した俊介から意外な言葉が聞こえた。
 「ありがとう、若菜…」
 「えっ?」
若菜はてっきり自分を静香に見立ててセックスをするものだと思っていた。しかし妄想に掻き立てられていたような顔は消え、穏やかな笑みを浮かべている事に驚いた。
 「今、愛してるのは若菜なんだ。静香じゃない。」
いろいろ言いたい事はあった。せっかくのチャンスなんだから静香として抱いていいのに…、など。しかしきっと俊介はそれらを受け入れないだろう。もう言葉は要らなかった。
 「俊介…!」
若菜は再び俊介を押し倒し自ら濃厚なキスを交わした。抱きしめ返された腕が幸せを感じさせる。女としての幸せに包まれた。
 「やっぱ若菜は若菜だな。新人の頃から変わらない。いい子だよ。」
頭を撫でられはにかむ若菜。静香を思うと複雑な気持ちではあるが、全くの他人の女に俊介を取られるなら自分が愛された方が絶対に静香の愛を守り続ける事が出来ると思っていた。
 「若菜、メイク落としてきなよ。」
 「うん。」
若菜はニコッと笑い洗面所へと向かい特殊メイクを落とした。ついでに少しでも美しい自分を抱いて貰いたく思い化粧をして全裸になり寝室へ戻る。
 「お待たせ。」
俊介を見るとやはり全裸になっていた。
 「ヤル気満々じゃん!」
 「俊介だって!」
若菜は俊介に歩み寄り、抱き着いてキスをする。
 「朝までヤッちゃおうか…?」
 「ンフッ、いいよ?」
2人は強く抱きしめ合いながら暫く唇を重ねた。


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