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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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特殊メイクの実力-2

 そう、若菜は有佳に自分を静香の顔に特殊メイクしてくれと頼んだのであった。有佳にはただ俊介を驚かせて笑い転げたいからとしか伝えていなかったが、もう一つ理由があった。若菜は未だに自分が2人の幸せを壊してしまったという自責の念を抱いていた。自分も光り輝くドレスを身に纏い俊介と永遠の誓いを行う結婚式に出席して2人の幸せを願う事を夢見ていた。若菜にとって2人は憧れのカップルであり、2人が幸せになっていく姿をどれだけ楽しみにしていたか分からない。特に仕事では凛とした態度で職務を完璧に行う静香が女として幸せになっていく姿は物凄く楽しみであった。その全てを自分が壊してしまった事を今も後悔している。その俊介と結婚していながら烏滸がましさは感じるが、せめて一日だけでも静香との夫婦生活を
送らせてあげたいという気持ちがあった若菜は有佳に頼み込んで顔を特殊メイクで静香にしてもらったのであった。
 出来栄えは完璧であった。鏡を見た瞬間、若菜は泣いてしまった。鏡の中には生きている静香がいる。会いたくて会いたくて仕方なかった大好きな先輩。肩を震わせて泣いてしまった。話だけは知っていた有佳に介抱され暫く泣いていた若菜。これは若菜がずっと送りたかった俊介へのプレゼントだ。今日は静香として妻になり、静香として俊介に抱かれよう…、そう決めていた。
 怯える俊介を見て笑いを必死で押し殺す。ここまで驚くのはやはり有佳の技術は最高だと言う事だ。せっかくだから俊介をもっと怖がらせようと企んだ。
 「しゅんすけ…あいたかった…よ」
いちいち怯える俊介。
 「ひ、ひぃぃっ…!」
恐らく幽霊だと思っているのであろう。しかし見事な怯えようだ。変装冥利に尽きる。若菜は無表情で静香になりきる。
 「ひさしぶりだね…。わたしはいつもしゅんすけのとなりで…見てたけど…」
 「し、静香…!ゆ、許してくれ…!ナンマイダー!ナンマイダー!」
 「(プププ!そんなんじゃ霊も成仏しないって!)あやまら…ないで?あなたは何も…悪くは…悪くは…ないから」
素晴らしい間の取り方だ。俊介の恐怖はますます煽られる。額に変な汗すら浮かばせて怯える俊介を冷静に楽しむ若菜であった。


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