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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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第0章 FROM LADY GUN-4

 このプロジェクトは決してその存在を明るみに出してはならないものだ。故に警察組織の中のどこにも所属していない。秘密裏に警察庁からのバックアップはあるが、その責任はいかなる物でも警察庁は責任を負わない、あくまで自己責任の中での活動になる。警察庁のごく一部の人間以外にその存在を知る権利はないのである。故にメンバーの素性はお互い謎に包まれていた。若菜が推測するに、自分と同じ“訳あり”である、と。しかし若菜は気にしなかった。逆にその方が面白い、そうとさえ感じた。
 各自にはこのプロジェクトの事は伝えられている。他の署員達はただの新顔としか思っていない。正式にこのプロジェクトが始動するのは一ヶ月後の予定だ。それぞれは通常勤務に就く。
 若菜は未解決も含め千城県内で起きた現在までのレイプ事件の書類に目を通す。見ているだけで怒りが込み上げる。田口の手にかかり人生をメチャクチャにされた女性達の姿が蘇る。田口の息の根を止めた事は後悔する気持ちとそうでない気持ちが半々だ。しかしレイプ事件が一向に終息しない現実を見ると、やはり自分は自己満足の為に田口を追い続けていたんだな、そう思った。今度こそ人の為に…。若菜の決意は揺るがない。
 『レイプをするなら千城県!レイプのメッカで泣き叫ぶ女どもを満喫しよう!』
話に聞いたレイプツアーなる企画の謳い文句を見るとパソコンを叩き壊したくなる程の怒りがこみ上げた。行動には移さなかったが、それはオーラとして課内の署員達に並々ならぬものを感じさせた。それぐらいの怒りが若菜の体から発せられたのであった。
 それに気づいた若菜は我に返る。それでなくても田口の件では自分の狂気を日本全国に見せてしまったのだ。これからは美しくしなやかな女性刑事になろうと決めてた若菜。なのに出してしまった狂気を隠そうとした。
 「うーーーーー!! ウンコしたくなったわっ!!」
机をバーンと叩いて出て行った若菜を唖然と見送る署員達。課内のはザワザワしていた。若干ではあるが笑い声も聞こえた。
 「う、ウンコはなかったかなぁ…。美しくもなければしなやかでもないわね…。あ〜、ダメね、私は。基本アホだから…。でもウンコ一つで場が和むなら、まっいっか!」
和んだかどうかは分からないが、とりあえず本当にウンコをして戻った若菜。自分に視線が集まる事は予測すみの事。若菜はウンコをしながら考えていた事を体現する。
 「いや〜ね、超デッカイのが詰まっててさぁ!スッキリしたわぁん!」
受けたかどうかも覚えていないぐらいに頭が真っ白になった事だけは覚えていた…。偶然にも女子トイレの一つがつまっていたのだが、それが若菜のせいだという話が広まるまでに、そうは時間はかからなかったという…。


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